ユドナリウムの「キャラクター」は、設定している画像と「キャラクターシート」「チャットパレット」から構成されています。
チャットパレットは、キャラクターを右クリックして表示されるメニューの中から「チャットパレットを表示」で開きます。
「腐敗の影」ルームデータではプレイに必要な判定の式は記述してあるので変更せず、プレイヤーは自分のPCの口癖や決めセリフを追加すると良いでしょう。
ウィンドウの左上の発言先チャットウィンドウの指定が「判定用」になっており、右の方にあるダイスボットの設定をドロップダウンリストから「ダンジョンズ&ドラゴンズ」にします。
「▼能力値判定」の行をダブルクリックしてください。するとチャットウィンドウの「判定用」に、ファイター1の発言として「▼能力値判定」が投稿されます。
次に「1d20+(({【筋力】}-10)/2) {name}の【筋力】判定!」という行をダブルクリックしましょう。すると、チャットウィンドウに式と、判定結果が投稿されます。
これがセッションのプレイで使うチャットパレットの機能です。ただし表示される判定結果をコマやマップに反映する機能はありません。技能判定をチャットパレットから発言したら、DMは成否は伝える必要はあります(あるいは目標値を提示しておくか)。
PCのコマも、モンスターコマも、プレイに必要な式は設定してあります。
これらの発言、式は編集することができます。「ファイター1のチャットパレット」ウィンドウの左下、「チャットパレットの編集」をクリックすると編集モードに切り替わり、テキストを編集することができます。
行単位で機能するのですが、文章と式の区別は行の先頭がダイスロールの指定になっているかどうかで判別されます。「▼能力値判定」の先頭の▼は全角文字なのでテキストと判断され、「1d20+(({【筋力】}-10)/2) {name}の【筋力】判定!」の先頭はダイスロール指定なのでダイスロールして計算されます。
ウィザード1などの呪文の発動についてのチャットパレットの文言は、呪文の説明が発言される形のものが多いですが、呪文によって行の先頭にダイスロールの判定式を記述して、説明と判定結果を発言するよう設定しているものもあります。
「Enterで送信 Shift+Enterで改行」と表示されているテキストボックスにテキストを入力して「SEND」ボタンをクリックし、そのキャラクターの発言とすることもできます。式として「1d20」と入力して「SEND」ボタンをクリックすると式が発言され、続いてダイスロールの結果が表示されます。これはチャットウィンドウの入力ボックスや、チャットパレットの内容と同じ書式です。
発言先のチャットウィンドウを、「判定用」「メインタブ」「DM描写・説明専用」いずれかに切り替えることができます。とくにDMは、判定、PLへの解説や説明、読み上げ文での描写をチャットウィンドウを区別して発言するとプレイが円滑に進みますし、あとからさかのぼる時も見やすくなります。
文章で説明すると複雑なものに見えますが、実行してみれば単純な仕組みだとお判りいただけるかと思います。設定されているチャットパレットで発言し、プレイをしてみれば、式の書式も理解でき、武器を変更したり呪文を覚えたりした場合には、自分で判定式を書いてカスタマイズもできるでしょう。
ダンジョンズ&ドラゴンズ 日本公式サイト
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