"場面" を創るTRPGの戦闘 -16-　ユドナリウムの使い方

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　D&D日本語版サイトの「サポート」のコーナーにある「「腐敗の影」ルームデータ」は、ユドナリウムの様々な機能も使用しています。

　PC、NPC、モンスターを表現するコマである「キャラクター」は、設定している画像と「キャラクターシート」「チャットパレット」から構成されています。どちらも「腐敗の影」ルームデータでは、D&D第5版のキャラクターシートの形式にカスタマイズしてあります。
　「キャラクターシート」は、マップ上のコマを右クリックし、メニューから「詳細を表示」を選択するとウィンドウが開きます。

　ユドナリウムのキャラクターシートは、マウスカーソルを合わせてクリックすると、文字の編集として変更することができます。例では、ファイター1の名前を書き換えています。
　未入力の状態では見出しが "タグ"、値には "Value" と表示されます。
　"common" の "name" と "size" 以外の項目は、見出しも変更できますが、チャットパレットの機能で参照しているものが動作しなくなるため、ここでは変更しません。

　「キャラクターシート」の構成を編集するには、キャラクターシートのトップにある機能のボタンのうち「編集切り替え」をクリックします。すると編集のモードとなり項目の追加、位置変更するボタンが各項目に表示され、キャラクターシートの一番下には「新しい項目を追加」ボタンが出現し、キャラクターシートの編集を行えます。
　「画像変更」のボタンは、クリックすると画像を指定する「ファイル一覧」ウィンドウが開き、コマの画像を変更できます。
　「ファイル一覧」の画面は、キャラクター用だけでなく、ルームに含まれる画像ファイルのすべてが表示されてしまいます。アドベンチャーの用意がされたルームでは様々ネタバレしてしまうので、DMに確認をして「ファイル一覧」が開く機能を使うようにしましょう。別にユドナリウムを立ち上げてキャラクター作成だけを行い、完成した「キャラクター」データをセッションを行うユドナリウムにドラッグ＆ドロップすることが望ましいです。

　それを可能にする機能が「保存」です。
　クリックすると、保存場所としてパソコン上のディスクの場所を指定して、Zip形式の圧縮ファイルで「キャラクター」をダウンロードできます。このZipファイルをユドナリウムのウィンドウにドラッグ＆ドロップすると、そのキャラクターがマップへ新たに配置されます。セッションをするのとは別にユドナリウムを立ち上げて、そちらでキャラクターを編集して保存し、セッションを行うウィンドウにドラッグ＆ドロップすれば、影響も画像一覧によるネタバレも無しにキャラクターの内容を更新することができます。

　「コピーを作る」ボタンは、クリックするとマップにコマのコピーが配置されます。"name" が同じでも問題なくコピーされます。多数のモンスターが登場する際にコピーしたら、識別のための文字を "name" に加えるのをお勧めします。

　「保存」の右にあるドロップダウン・リストは、表示しているキャラクターを「インベントリ」や「墓地」に収納する機能です。

　「キャラクターシート」にあって「インベントリ」に表示されている項目の値は、インベントリから直接に編集することもできます。イニシアチブやヒット・ポイントはセッションを遊ぶ中で頻繁に、いちいち「キャラクターシート」を開かずにインベントリから変更するとよいでしょう。

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