3.テオ村での出来事 調査・交渉
テーブルを「3.テオ村での出来事 調査・交渉」に切り替えたら、「インベントリ」でウェインとゴードンのコマを「共有イベントリ」から「テーブル」に移動させます。 "まどろむ三毛猫亭" へ到着し、宿の亭主のゴードンに苦情を言われる場面をプレイします。夕食の場面へ進んだら、テオ村の村長のコマも「テーブル」に移動させ、ロールプレイしましょう。この場面では、DM、プレイヤーとも各PCの「キャラクターシート」は閉じていて構いませんし、コマの出し入れをする時以外は「インベントリ」も開いておく必要はありません。プレイヤーたちは、話を聞く各々のPCが部屋のどこにいて会話をするのか、ゴードンや村長に対して、どのような姿勢をとるのかをコマの配置で表現できます。同じテーブルで正面に座って積極的に話を聞くのか、隣のテーブルやカウンターにいて、横から会話に参加するのか、出てきた料理をパクついてばかりいるのか。
なお「プレイできる時間が短い時」を想定しているため、このルームデータでは情報収集向けの5人のNPCにコマは用意していません。プレイヤーの全員が楽しめるよう情報収集の部分を時間をかけてプレイできそうならば、任意のコマをコピーし名前を書き換えて配置しても良いでしょう。
『モロの丘の洞窟』へ進むところになったら、ウェイン、ゴードン、村長のコマを「共有イベントリ」に仕収納して、パーティメンバーだけにしておきます。
4.『モロの丘の洞窟』(ダンジョン探索)
テーブルはすぐには切り替えません。どの地点に行くのかプレイヤーたちがパーティーの総意として決めてから、その地点のテーブルに切り替えましょう。このダンジョンの3か所を表すテーブルは、それぞれPCが調査活動したり、活躍する要素がある場所をピックアップしているわけです。
4A 洞窟A地点
このテーブルに切り替えたらすぐ、読み上げ文を読み上げて、ガラクタの山という注目点をプレイヤーたちに認識してもらいます。マップがあるからには「部屋を(全般的に)調べます」といった簡易な処理的プレイではなく、具体的な対象を指定しての判定をする臨場感を高めるプレイを引き出しましょう。
部屋の中の様子が分かったら、プレイヤーに各自のPCのコマを部屋の入口に沿っての5マスに置いてもらいましょう。どこに誰が立つかは、パーティー内でプレイヤーたちで相談して決めてもらいます。切り替えた時点では「3.テオ村での出来事 調査・交渉」での位置に置かれていて、冒険の進みと一致しません。
この部屋には、判定をする機会がいくつか用意されているので、誰が何を調べて判定したのかプレイし、その結果は記録しておきましょう。hpへの影響が出る結果などは、他所で起こるであろう戦闘に直に影響します。
4B 洞窟B地点
テーブルを切り替えたら、部屋の入口側の、3×3マスの三角形の範囲(7マス)に、PCを配置してもらって、DMはB地点の頭の読み上げ文を読みます。
記述の順番として「戦闘配置」が先に書いてありますが、「状況説明」にある判定をプレイしてから、モンスターのコマを配置するようにします。登場するモンスターは、「インベントリ」の「共有」にある、イニシアチブに "B" と入っているモンスターのコマを、 "テーブルに移動" して配置します。
PC、モンスターともイニシアチブを決めて、戦闘を開始します。モンスターのイニシアチブは、 "B" をイニシアチブ値に書き換えます。
アドベンチャーの「戦術」を参照して戦闘遭遇をプレイしてください。
4C 洞窟C地点
テーブルを切り替えたら、PCのコマを入り口に沿った2列のマス以内に置きなおしてもらいます。
DMは「状況説明」の状況に応じた読み上げ文を読みます(小休憩を取ったかどうかで部屋に入った時の状況が異なります)。
状況に合わせて起こる、部屋に入ってすぐの出来事をプレイしたら、「インベントリ」からイニシアチブに "C" とあるモンスターのコマを "テーブルに移動" します。
魔術師は状況によって配置場所が違うため、「洞窟に入ってから小休憩か大休憩を取っている場合:」の時には、テーブルに移動してからマップに描かれているいずれかの木箱に隠れる位置に、DMが再配置してください。
PC、モンスターともイニシアチブを決めて、戦闘を開始します。モンスターのイニシアチブは、 "C" をイニシアチブ値に書き換えます。アドベンチャーの「戦術」を参照して戦闘遭遇をプレイしてください。
「探索を終えて」の場面はテーブルは用意していませんが、C地点の探索を行ったあと「3.テオ村での出来事 調査・交渉」テーブルに切り替え、ウェイン、ゴードン、村長のコマをテーブルに再度配置して、DMは事件の解決のお礼をしてくれるロールプレイをすると、エンディングを感じられる場面をプレイすることができます。
前回と今回とで、このルームデータの使い方としては「探索を終えて」まで遊べるかと思います。モンスターを変更したり、マップを差替えたりするだけでも、自作のアトベンチャーとして新たなセッションを遊ぶことができます。
インターネットを介し、離れた場所にいる同士で集まってD&Dのセッションを楽しんでください。
ダンジョンズ&ドラゴンズ 日本公式サイト
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