ユドナリウム版「腐敗の影」
前回、「腐敗の影」の依頼を受ける場面で、ユドナリウムにグリッド・マップをセットアップする方法をご紹介しました。それ以降の場面もテーブルを設定し、登場するモンスターのコマも含んだ圧縮ファイルを用意しました。- D&D日本語版サイトの「サポート」のコーナーにある「「腐敗の影」ルームデータ」のリンクからZipファイルをダウンロードします。Zipファイルのまま使用しますので、解凍はしないでパソコンにダウンロード、保存してください。
- パソコンのWebブラウザーで https://udonarium.app/を開きます。
- 表示されたウィンドウに、1.でダウンロードしておいたZipファイルをドラッグ&ドロップすると、パーティーがウェインの依頼を受ける場面のテーブルが表示されます。
- 展開されたルームで、ダイスボットの指定を「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に切り替えます。
- ウィンドウ左上の「メニュー」の、「チャット画面」を2回クリックして、チャット画面をさらに2つ開きます。
- 3つのチャットウィンドウを、ウィンドウ下沿って横に並べます。左を "判定用" 、中央を "メインタブ" 、右を "DM描写・説明専用" に、ボタンをクリックして切り替えておきます。
- トップ・メニューから「テーブル設定」を開き、テーブルが6つ、設定されているのを確認します。
テーブル設定にあるように、「腐敗の影」の6箇所の場面をテーブルとして設定してあります。セッションの進行に合わせて、テーブルを切り替えて進めていけるわけです。テーブルの切り替えの際には、キャラクターのコマ、共有メモは切り替わったテーブルに配置されたままになります。それ以外のマップマスク、地形などは、切り替え後のテーブルには引き継がれません。
ユドナリウムはログインしているユーザーの全員が区別なく、すべてのメニューを操作できるため、プレイヤー参加している人はネタバレやセッションの秘密を見てしまわないよう、テーブルを切り替えたり、地形やマップ、画像を操作したりしてはいけません。テーブルを囲んでリアルに遊んでいる場合に、DMのマスター・スクリーンの内側をのぞき込んではいけないのと同じです。
また、あとから接続して入室したプレイヤーは、5.と6.の操作を行って、チャット・ウィンドウの状態をDMとそろえておきましょう。
このルームデータには、戦闘遭遇のモンスターのコマのデータも「インベントリ」の「共有」に格納してあります。DMはプレイヤーに、インベントリは "テーブル" しか見てはいけないことと、「画像」メニューで "ファイル一覧" を見てしまわないように説明しましょう。格納されているコマと画像から、なにが登場するのかや、ダンジョンの形状などがわかってしまうからです。
インベントリの "共有" に格納されているモンスターのコマ・データは、 "イニシアチブ" の項目に入力してある文字で、どのテーブルに登場するのか区別がつきます。例えば、「2.戦闘遭遇 飢えた群れ」テーブルを選択している状態で、 "イニシアチブ" に「戦闘1」と入力されているモンスターのコマの設定メニューから "テーブルに移動" を選択すれば、設定された場所にモンスターのコマが現れます。この遭遇では、DMはまずプレイヤーに、PCのコマを馬車の周囲に配置してもらい、そのあとにインベントリの "共有" から、モンスターをテーブルに移動しましょう。
次回からはアトベンチャーに沿って、このルームデータの使い方を含め、より詳しいユドナリウムの使い方を説明していきます。
ダンジョンズ&ドラゴンズ 日本公式サイト
http://hobbyjapan.co.jp/dd/
◆その他の連載記事はこちら
〉ファンタジーRPG入門
〉D&Dのはじめかた一覧
〉動画ではじめるTRPG
http://hobbyjapan.co.jp/dd/
◆その他の連載記事はこちら
〉ファンタジーRPG入門
〉D&Dのはじめかた一覧
〉動画ではじめるTRPG