「TRPG好きの友達が少ない」「友達がTRPG沼に落ちてくれない」そんな悩みはTRPG好きなら誰にでもありますよね。そこで今回は、初心者にTRPGを好きになってもらうためのテクニックを3つ紹介していきます。
目次
1.インパクトをつける
ヒットしている漫画やアニメの中には冒頭のインパクトで物語に引き込むものが多くあります。例えばアニメのDVD/BDが記録的な売り上げとなった『魔法少女まどか☆マギカ』や、第1話にしてそのクールのアニメの話題をかっさらった『がっこうぐらし!』などが冒頭にインパクトを持ってきています。詳細はネタバレ防止のため伏せますが、シナリオ作成の一助になるので気になったら見てみてください。
このような、冒頭に衝撃を持ってくる展開をホットスタートといいます。
既にTRPG好きの皆さんはTRPGの世界に頭までどっぷり浸かってセッションする楽しさを知っていると思いますが、初心者はいきなりキャラクターロールするのが恥ずかしかったり、世界観に浸ることが難しかったりします。
ホットスタートのテクニックを使うことで初心者にも最初から最後までセッションを楽しんでもらうことが出来ます。ハンドアウトやトレーラー、オープニングで思い切ってインパクトをぶつけてみましょう。
*ホットスタートの例
・大切な人や誰かが誘拐される、行方不明になる。
・プレイヤーキャラクターが事件、事故に遭う。
・破壊的なテロや大事件を目撃する。
・タイムリミットを告げられる
・ラストシーンを先に描写する。
・大切な人や誰かが誘拐される、行方不明になる。
・プレイヤーキャラクターが事件、事故に遭う。
・破壊的なテロや大事件を目撃する。
・タイムリミットを告げられる
・ラストシーンを先に描写する。
2.“わくわく”を作り上げる
セッション、“わくわく”しますよね。TRPGをよくやっている人にとっては、これから楽しい事が起こることが経験則として分かっているため「セッションしたい」「セッションが楽しみ」という気持ちになるのは自然なことです。
一方で初心者はそもそもセッションが初めてであったり、数回目ではハマるセッションに出会えていなかったりすると、前述のような“わくわく”が少なくなります。
そこで1回のセッション中“わくわく”必要があります。最初に紹介したホットスタートもわくわくする要素のひとつではありますが、写真であればカメラ、プラモデルであればキットを目の前にしたとき、これを使うことへの“わくわく”がありますよね。
つまり、目の前に物理的なモノがあり、それをこれから使うことに人は“わくわく”を覚え、それを使って何かを行なうことで達成感を得ます。ですので、セッション時に用いるシートのみならず、チット(キャラクターチット)や風変わりなダイスなどを用意してみましょう。オンラインセッションではキャラクターの絵やスチル(イベントカット)、BGMなどで代用してみましょう。
*小道具の例
・ゴブリンや剣士などの専用チット
・アイテムやハンドアウトなどの印刷物
・ダイスプールやダイスタワー
・ダイスリング、珍しい形のダイス
・ゴブリンや剣士などの専用チット
・アイテムやハンドアウトなどの印刷物
・ダイスプールやダイスタワー
・ダイスリング、珍しい形のダイス
3.ロールをしやすくする
初心者の頃はロールすることに恥ずかしさや不慣れさを感じたことがありますよね。ない人でも、そういった人を見たことがあると思います。
演技をすることは日常ではあまりしない特殊な状況なので、演劇をやっているなどでないと不慣れなのは当然です。当然それを温かく見守っていくのも乙なことではありますが、人によっては上手く出来ない事や、周りを待たせてしまった事を失敗を感じてしまいます。失敗した経験を糧に出来る人もいますが、それを理由にTRPGを避けてしまう人も居ます。
そこで、初心者でもお手軽にかっこいいロールをできる3行ロールという方法を紹介します。セリフを現状、反転、キメ(台詞)に分割して考えます。1行目で、今置かれている状況の困難さや難解さを話します。2行目でその状況を覆すことができることを話します。3行目でかっこよく締めます。
初心者と同卓した時、ロールすることに困っている人がいたら教えてあげましょう。
*3行ロールの例
現状:過去に生き残った奴がいない?
反転:それはあくまで過去の話だ
キメ:仲間と一緒ならなんでもできるさ!!
現状:また泣いているのか?
反転:心配いらない
キメ:いつだって君を守るよ!!
現状:過去に生き残った奴がいない?
反転:それはあくまで過去の話だ
キメ:仲間と一緒ならなんでもできるさ!!
現状:また泣いているのか?
反転:心配いらない
キメ:いつだって君を守るよ!!
最後に
いろいろと小手先のテクニックを紹介しましたが、一番大切なのは気持ちです。その人に楽しんで欲しい気持ちを形にする方法だと思ってください。
楽しさを伝えるのが大切です、そして楽しさを伝えるコツは自分も楽しむことです。楽しそうな人の楽しい気持ちは人に伝わって、みんなが楽しい気持ちになれます。
それでは良いTRPGライフをお楽しみください。
文/としりん(@kei7293 )