真っ暗な森の中を手探りで殺人鬼から逃げる――ホラー好きなら外せない新作ボードゲーム「ニュクトフォビア」がアークライトから発売されます。暗闇メガネをかけてプレイするため、本当に真っ暗闇の中を逃げている感覚が楽しめるゲームです。
今回は「ニュクトフォビア」の魅力をご紹介するとともに、殺人鬼から逃げる場面が魅力のホラー映画もご案内しましょう。
目次
目隠しして殺人鬼から逃げろ! 「ニュクトフォビア」
アークライトから2019年1月16日に発売予定のボードゲーム「ニュクトフォビア」。
「ニュクトフォビア」の舞台は真っ暗闇の森の中。ただ暗いだけでなく、なんと殺人鬼がいるという恐ろしい場所です。プレイヤーは互いに協力し助け合いながら森の中を逃げ、殺人鬼から逃れなくてはなりません。
このゲームのポイントは、プレイヤーたちが「暗闇メガネ」をかけてプレイするということ。森に見立てたゲーム盤の上には逃走者(プレイヤー)や殺人鬼のコマ、樹木マーカー、車などが置かれますが、プレイヤーは暗闇メガネをかけているため、ゲーム盤のどこに何があるのかわかりません。ボードの上を手探りで逃げ、GMが扮する殺人鬼と出くわしたら石を投げて戦闘するなどしながら車までたどり着き、警察が来るまで逃げのびれば勝ちとなります。
暗闇メガネをかけることで、ゲーム盤が見えず視界も真っ暗という新しい感覚を味わえるこのゲーム。30~45分でサクッとプレイできるので、ボードゲーム初心者やお子様も気軽に楽しめそうです。心臓の形をした「HPトークン」や本物の石つぶてを模した「石つぶてマーカー」など、内容物も凝っています。家族や友人と盛り上がるのにぴったりです!
「ニュクトフォビア完全日本語版」製品情報
・発売日:2019年1月16日・発売元:アークライトゲームズ
・メーカー:Pandasaurus Games (アメリカ)
・ゲームデザイン:Catherine Stippell
・プレイ人数:3~5人
・プレイ時間:30~45分
・対象年齢:9歳以上
・販売価格:4,800円(税別)
〉公式サイト
「ニュクトフォビア」好きにオススメの映画①『13日の金曜日』
ゲーム以外でも、ニュクトフォビアのように「殺人鬼から逃げる」ことがテーマの作品は今も昔も根強い人気を誇ります。そこで、ここからはDVDやBlue-ray、動画配信サービスでも楽しめるオススメ映画を独断と偏見でご紹介しましょう。
『13日の金曜日』
最初にご紹介するのは『13日の金曜日』。見たことはなくてもタイトルや殺人鬼ジェイソンの名前をご存じという方は多いのではないでしょうか。
●あらすじ
舞台はアメリカ・ニュージャージー州の湖のほとりにあるキャンプ場。1957年の13日の金曜日にひとりの少年が溺れて行方不明になってしまいます。時は流れて1980年。キャンプ場を訪れた者たちを、次々と殺人鬼が襲います。果たして殺人鬼の正体は?! 助かる者はいるのでしょうか?
●オススメポイント
ご紹介したあらすじは第1作のもの。実は1作だけではなく、1980年~2001年の間に合計10作品が作られており、2018年にはシリーズを題材としたゲーム『Friday the 13th: The Game』も発売されました。ゲームでは殺人鬼役になり他のプレイヤーたちを追い詰めるプレイも楽しめます。
「ニュクトフォビア」好きにオススメの映画②『悪魔のいけにえ』
『悪魔のいけにえ』
続いてご紹介する映画『悪魔のいけにえ』は1974年の作品で、翌年には日本でも公開され話題となりました。2015年にはリバイバル上映も行われていますが、なかなかショッキングな場面もあるためR-18指定になっています。
●あらすじ
夏休みにテキサス州を訪れた5人の男女は、道中でヒッチハイクをしていた男を車に乗せますが、男がナイフで自傷行為をするなどしたため車から降ろします。その後、5人はガソリンを分けてもらおうと一軒の家を訪ねました。しかしその家には殺人鬼が住んでいて、5人は次々と襲われてしまいます。
●オススメポイント
なんといってもまず、殺人鬼レザーフェイスの格好が目を引きます。人の皮を剥いで被っており、大柄な体でチェーンソーを振り回す姿は夢にまで出てきそうです。肝心の殺人シーンははっきりとは描かれないため、あれこれ空想してしまいますます怖くなります。
「ニュクトフォビア」好きにオススメの映画③「マーダーライドショー」
2003年にアメリカで公開され、過激な内容で話題を呼んだ映画『マーダーライドショー』もご紹介しましょう。
『マーダーライドショー』
●あらすじ
ドライブの途中で奇妙な博物館に立ち寄った4人の若者たち。そこに展示されていたドクター・サタンという殺人鬼の人形に興味を持ち、彼が絞首刑になったという場所へ行ってみることにしますが、車がパンクしてしまい、道中で知り合った美女の家にお世話になることに。ところがその家に住んでいたのは殺人鬼の一家で、4人は必死で逃げ惑うことになります。
●オススメポイント
これでもかというくらい凄惨な描写が続くため、ホラー好き以外にはオススメしにくい作品です。逆にぶっ飛んだ狂気モノが好き、殺人や拷問シーンも平気という方にオススメ。続編の『デビルズ・リジェクト マーダーライドショー2』、2019年秋にアメリカでDVD、Blue-rayが発売されたばかりの『Three From Hell』も合わせてどうぞ。
「殺人鬼から逃げる」映画では、他に『スクリーム』『サプライズ』などが有名です。ホラー好きなら一度は見ておいて損はないはず。みんなでワイワイ言いながら見るのはもちろん、ひとりでゆっくりと楽しむのもいいですね。ぜひボードゲームの「ニュクトフォビア」と一緒にお楽しみください!
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