『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第163弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
アホウドリと高々度用の飛行機(U-2やTa152、ヴォイジャーなど)をモデルにした鳥。
*循環機能の高度に発達した鳥でも高々度を飛ぶのは困難。空気が薄いため酸欠におちいるのと、翼が十分に揚力を発生させられないから。ちなみに最も高く飛べる鳥は8000m級のヒマラヤ越えをするアネハヅル。
*ハイランドワイバーンは翼が極端に細長い。翼のタテヨコの比が大きいと揚力が大きくなる。
この翼によってハイランドワイバーンは薄い空気でも飛ぶことができ、さらに羽ばたかずに滑空することで体力を使わず(つまり、酸素をあまり使わず)に済む。
*長い翼というのは飛んでしまえば問題ないが、宙に浮かぶまでがひと苦労。長すぎて、はばたくと地面に当たってしまう。だから彼らは翼を広げたまま地上を“滑走”して、翼に空気を当てて揚力を発生させる。高い場所からジャンプすれば滑走せずとも宙に体を浮かせられるので、高山地帯に棲む。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は1月14日に「高機動ワイバーン」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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