こんにちは、ぱん太だよ。
みんなは困難な壁にぶつかったり、その後の人生を決める重要な決断を迫られたときにはどうするかな?
自分を信じる心があればガッツで乗り越えられるかもしれないけれど、ことに「結婚」や「仕事」といった大きな問題に直面したときは、なかなか道を決められないこともあるよね。ボクもそんな、迷えるパンダの1匹だった。
太古の昔から、そうした悩める人々の道しるべとして「占い」は機能してきたんだ。古代から中世にかけては、国の将来を決めるときにも占いが利用されていたくらいだから、いかにみんなが「もうええわ~誰か決めて~」と思っていたかが分かるね(ただし当時と今とでは、占いに対する感覚が違うよ)。
現代でも、ちょっと探せばいたるところで「占い」や「鑑定」が行われている。そこで気になるのは、「占い師ってたくさんいるけど、誰に占ってもらえばいいの?」「っていうか、有名な占い師の占いってホントに当たるの?」ということだ。
しかも有名な占い師であればあるほど、鑑定料が上がったり、予約が取りにくかったりする。ちょっと試しに行ってみようか……というにはハードルが高い。
「ここはボクが自腹を切ってでも、みんなの疑問に答えなければ……!」
ということで、ぱん太と編集者が出かけたのは渋谷にある老舗の占いカフェ「トリン」。
そこで待っていたのは、かの有名な魔女……ではなく、美魔女の占い師「愛の伝道師 JUNO先生」だった。
愛の伝道師 JUNO先生って?
JUNO先生(ユノ先生と読む)は、テレビに出演して芸能人の鑑定を行ったり、ニコニコ超会議でも公開占いをしたりしている有名な占い師さん。アイドルユニット「ももいろクローバーZ(ももクロ)」の鑑定もしたことがあるんだ。
良い結果しか言わない占い師さんとは違って、悪い結果でもズバズバ言ってくれるのが魅力らしい。
ぱん太(以下「ぱ」)はパンダだから、今回はボクのかわりに“ぱん太と一心同体の女性編集者(以下「編」)”がJUNO先生(以下「J」)に占ってもらったよ!
J:はじめまして。JUNOです。
編:すごい、真っ白(なコーディネート)ですね!
J:その日のラッキーをカラー着るようにしてるんです。
魔女的な雰囲気に圧倒されて、ボクは早くも「こいつぁホンモノだ……」と確信していた。
鑑定に入る前に、まずは自分の生年月日と時間、生まれた場所を記入する紙を渡される。その情報をパソコンに入力すると、自動で作成されたホロスコープ(西洋占星術)が出力される仕組みだ。
今回はこのホロスコープと東洋の占い四柱推命を組み合わせて鑑定を行うらしい。
J:じゃあ、いま一番知りたいところからいきましょうか。
編:うーん……やっぱり恋愛、でしょうか。お付き合いしている方がいるのですが、その人で本当にいいのかなって悩んでいます。
J:その人の生年月日とか分かります?
編:生年月日なら分かりますけど、生まれた時間は知らないです……。
J:それは分からないのが普通なので。 知ってたら怖いでしょう(笑)
気さくにツッコミをしてくるJUNO先生。占いといえば、「あなた……死ぬわよ!」と凄まれるんじゃないかと恐れていただけに、ボクも編集者もほっと胸をなでおろした。
ルーペを使ってホロスコープを読み解く姿も様になっていて、占いの演出かと思いきや「眼鏡は美貌に響くから」というポリシーのためだという。そっちかい!!
編:普段は、1日に何名ぐらいの方を鑑定されてるんですか?
J:日によって違うけど、多い時は8名ぐらいですね。1人1時間くらいお話しするので、最後はもう声が枯れてます(笑)
いざ鑑定! 業界初かもしれない"縁”を見てもらった
J:恋愛が一番気になるんですよね。いまお付き合いされてるということですから、まずはその方との相性ではなくて、"縁”がどれくらいあるか見てみました。
編・ぱ:縁?(なにそれ)
J:相性はよく聞くと思うけど、占いで"縁”を見るのは業界初かもしれません。でもこれが結構当たっていて。それで見ると……あなたたちカップルは、100%中30%というご縁なんですね。
編:微妙! 微妙ですね(笑)
J:それで、30%っていうのは、縁の種類でいうと「腐れ縁」になるんですよ。友情は続いていくけど、出会ってすぐ結婚とはいかないです。ズルズルと、ながーくお付き合いしていくことになっちゃう。まあ、スルメを噛むみたいな感じですね(笑)
編:わ、わかる気がします。お付き合いはしてるんですけど、異性としてドキドキするとかはあんまりなくて、一緒にいて落ち着くタイプというか……。
J:恋愛だったら本来「ぐわ~っと燃え上がるような恋をしたい」って、女の子は思うからね。「めちゃくちゃ好き! もうどうしよう! 」みたいな。それがないと「物足りないな。さみしいな」って気持ちは起こるでしょうね。あなたたちの縁としては、そうなりやすいです。
編・ぱ:(縁のせいだった……!?)
J:次は、世間でいう“相性”を見ていきましょう。……相性っていうのでいくと、合わないですね(笑)
編:ははは………。
J:あなたの星を見ると、もともと自分の結婚観を持っていて、お見合いなんかで早く結婚するタイプなんですよ。でもこの彼は、お見合いで、しかも晩婚の星なんですね。そうすると、まず2人の速度があわないということになるでしょうね。
編:結婚は急がないほうがいいですか?
J:急いで結婚しても、離婚するかなって思います。……まあまあ、今の時代、離婚してもおかしくはないので。昔みたいに、離婚したからって色眼鏡で見られることはないですけどね。でも、あなたの星を見るともっとすごいのが、結婚相手をちゃんと選ばないと、2回ぐらい離婚するやろなっていうところです(笑) …… ちょっと男運悪いかもね。
編・ぱ:(2回の離婚!? 男運が悪い!?)
覚悟はしていたけれど、ここまでズバッと一刀両断されるなんて……と落ち込む編集者。それでも、あっけらかんと「今の時代、離婚はよくある」と言ってのけるJUNO先生を頼もしく感じたよ。
モテの前夜祭到来! 仕事は電子書籍がオススメ?
J:あなた、来年から運勢いいですね。今年はちょうど自分の将来を考えて、描いていく年なので、描いたものを来年から実行していくことになりそう。
編:え~~!! まさに今、仕事の方向性でちょっと悩んでいて。来年に向けていろいろ整理している時期です。
J:来年から運勢が強くなります。そして来年の後半、8月以降からですかね。ここからモテ期の前夜祭がやってきます。
編:ぜ、前夜祭!?
J:料理で言うと前菜みたいな状況に入りますね。本番が2021年、と。お仕事も花が咲いていきますよ。
それが2年後にやってくるので、今年はすごく重要な年になってくるやろなって思います。だから今年は自分の幸せの方向性をちゃんと描いていく。その描いた夢が小さいと、小さな世界に収まるんですよ。大きい夢を描いたら、大きい花を咲かすことができるんで、小さい花を目指すか大輪の花を目指すかっていうところですよね。
編:大きな夢を描きたいです!(即答)
J:それと、あなたは結婚するとすごい変わるなって思いますよ。よくいらっしゃいますよね、結婚して雰囲気がガラっと変わる人って。だから人生二度おいしい、三度おいしい、みたいな。
編:わー、楽しみです(結婚できれば)。
J:お仕事も頑張るんやろなって思います。
編:ほんとですか? 今のパンタポルタの仕事も好きなんですが、私は本が好きなので、本の編集をもっとやりたくて……。
J:そうですか……。まさに今やってらっしゃるお仕事は、向いてると思いますよ。
本来、成功するためにすごい努力もしますし、人の何倍も働くっていう人なんですよ。もうひとつあなたが気にするのは、「お金になる」ことね。お金になりそうで、しかもその仕事が好きである。ここがポイント。
編:お金か……(遠い目)
J:オカルト的なものも好きですし、いつも頭の中で何か考えてることが好きですし、そういう方向の仕事をやったほうがいいでしょうね。星には、映像とかの仕事も向いてるって入ってきてますね。Webって紙じゃなくて「映像」じゃないですか。本が好きってことですけど、映像もやりながら、自分なりの方向を出していってもいいんじゃないですか。両方絡めて電子書籍とかね。
編:(心を読まれた!?!?)
このあたり、ドンピシャすぎてぱん太も編集者もびっくりした。じつは将来は電子書籍に関わる仕事をしたいと思っていたのだ。愛の伝道師という二つ名を持ちながら、仕事の相談も親身に聞いてくれるJUNO先生。頼もしすぎる!
恋人は自己流の心理テストで選考せよ!
J:あなたにはモテる星もありますし、やっぱりお仕事を頑張って楽しむ星もありますから、苦労したぶん成功していくやろなって思います。あとは人間関係かな。お友達をすごく大事にしますね。
編:はい。
J:だから恋愛しても、結局はお友達になっちゃうんですよね。
編:で、ですね……。
J:そうすると……もし今の彼氏との関係を変えることになった場合は、ベストフレンドとしてお付き合いを続けてもいいかも。
あなたはお見合い結婚が向いてるんですよね、恋愛がなかなか上手くいかないから。
あなたの場合は、男性と出会ってから3~4回目ぐらいで、「私はこんなに大変で、こんな上手くいかないことがあって、こんな苦労をしてて……」みたいなことを言えたほうがいいんです。そして、あなたのこと救いましょ、って言ってくれる人と結婚するんですよ。
編:つまり、頼れる人ですね。
J:そう、頼れる人。精神的な面で、いつもグッとハグしてくれる感じの人ですよ。あなたの心を掴んで、「大丈夫だよ、僕がいるから大丈夫だよ」みたいにね。
でもそれが出来ない人やったら、ベストフレンドで置いといたらいい。ちょっといい男なんて山ほどいるから。
編:こ、心強い……!!
J:自分の本音を話せる相手じゃないと、結婚なんて出来ないからね。結婚相手っていうのは、大変なときや苦労したとき、そこを救ってくれる人やから。だからオーディション……テストをしたほうがいいですよ。
編:ちょっと頼ってみて、反応をみるみたいな……?
J:自分流に心理テストなんかを作っておいて、男性とデートのときに知らん顔で「これ、やってみて」って答えさせるの。それから、点数つけて返したらいい(笑)
「これ、実は私が作った問題! 85点以上が合格やったんよ! 残念やね、あなた45点」とか言ってね(笑)
編:めちゃくちゃ便利! それいいですね(笑)
実用的(?)なアドバイスをもらった編集者。しかし、ぱん太が見る限り、まだ実戦はできていない……。
みんなも「この人を頼って大丈夫かな?」と悩んだときに採り入れてみよう!
手相も見てもらった!
J:手相も見てみましょうか。
編:お願いします!
J:結婚線は長いですね。真ん中よりもちょっと上なので、やっぱり25歳は過ぎてから結婚するでしょうね。これでいくと、30から35歳ぐらいの線ですね。ただよく見ると、結婚しても自分をしっかり持って頑張る感じなんですよね。結婚したとしても、お仕事も充実したいって思ってるでしょ?
編:できれば、そうですね。
J:お仕事で自分の存在価値を確立したいと思ってるから、結婚しても仕事にエネルギーが燃えます。両手ともそうなんですよね。
結婚する前に一人の男の人が出てきますけど、あんまりうまくいかない。まあ慌てないで、彼をちょっと大事にしてもいいかもね。
もっとグッとくる人が出てくるのが、来年再来年なので。あなたが何もしなくても、条件がよかったり、「ええー! ちょっと好きなタイプなんやけど!」っていう人が出てくるので、慌てなさんなってことです。
編:よかったです。来年に向けて頑張ります!
J:私としても、運勢悪いときに来られるとすごく悪いことばっかり言わないとあかんから、印象悪くなるんやけど……。あなたはちょうどいい時やから、よかったです。
編:そんなご苦労が(笑)
J:これからモテ期がやってきます。運気がよかったら「素敵やな」って人にポンと縁ができたりしますし、あなたはちゃんと結婚する星をお持ちなので。大丈夫よ。
編:ありがとうございます……! 安心しました。
☆☆☆
みっちり50分間にわたって恋愛鑑定をしてくれたJUNO先生。
記事では文字数の都合で省いちゃったけど、交際相手とうまくやっていく方法について具体的なアドバイスをくれたり、編集者の恋愛観を赤裸々に暴露されたり(しかも当たっている!)、友達にもなかなか相談できない踏み込んだ話をすることができたよ。
「この人には何も隠せない!」って感覚は、ぜひ体験してみてほしいな。
占いは悩める人々の心の支えとして生まれたと、Truth In Fantasy『占術』にも書いてあった。鑑定の当たりはずれは再来年を楽しみにするとして、編集者は、誰かに「あんた男運悪いけど大丈夫や」って言って欲しかったのかもしれない。
ここからはオマケコーナー! 愛の伝道師JUNO先生に聞いてみた
Q.どうして「愛の伝道師」という名前をつけられたんですか?
自分がいろいろな恋愛を経験しているからですね。恋愛って、勉強だけしててもダメやと思うんです。だから私が鑑定してあげてるとき、会話の中で「こうですね」って言った台詞が「彼に、それ言われました」「私、この前それ言いました」とか言われることもあります。
恋愛の流れ的に「これはうまいこといかけへんやろな」っていうのが、鑑定以外でもわかるところがあるんです。それで「愛の伝道師」とつけました。
「JUNO」っていうのは最高位の女神のことで、全能の神ゼウスの妻なんです(ヘラと同じ)。世界中で女の子が生まれる喜び、それを守るのがJUNOなんです。すべての女性に幸せになってもらうために導いていくという意味で、JUNOとつけています。
Q.鑑定に来るのは女性が多いですか?
圧倒的に女性が多いですが、2割ぐらい男性が来てくれます。男性の場合には、しっかりしてほしいという気持ちもあって、厳しく(笑)アドバイスしていますね。女の子を引っぱるというか、男性のほうから声をかけてあげたりして欲しいから、根本的なところで恋愛の仕方などを教えてますよ。
JUNO先生が鑑定を行っている「Fortune cafe TRINE」は、都内でも古い歴史を持つ占いカフェ。人生に迷ったときは、ぜひ扉を叩いてみてね。
Fortune cafe TRINE -フォーチュンカフェトリン-
https://www.trine.jp/