名探偵になってみたいと思ったことはありませんか? 「犯人はこの中にいる」「謎は全て解けた」なんて決め台詞を言えたら格好良いですよね。
そんな夢を叶えられるかもしれないゲームがあります。「マーダーミステリー」といって、参加者一人ひとりが探偵役になれる推理ゲームです。今回はマーダーミステリーで遊ぶ方法をご紹介します。
目次
マーダーミステリーってどんなゲーム?
マーダーミステリーは会話を中心に進めるロールプレイング型の推理ゲームで、欧米で遊ばれている他、中国では大ブームとなりました。最近では日本でも少しずつ人気が出始め、専門店もオープンしています。
ゲームの参加者はシナリオの登場人物になりきり、殺人事件などの犯人を推理します。ゲームには進行役のGM(ゲームマスター)がおり、シナリオが破綻せずにエンディングを迎えられるようサポートします。この流れは人狼やTRPGと少し似ているかもしれません。
*マーダーミステリーを遊ぶには?*
・遊べる場所:専門店、または自宅など。・必要な人数:~10名程度(シナリオによる)。専門店などでは1人~参加OK。
・所要時間:1時間~(シナリオによる)。
・必要なもの:シナリオやキャラクターシートなどのセット(GMが用意し当日配布)。
・あると便利なもの:食べ物や飲み物、メモなど。
マーダーミステリーは会話型ゲームのため、複数人が集まる必要があります。シナリオを考案したり購入したりすれば、仲間と集まって楽しく遊ぶことができます。
仲間を募るのは難しいという方も大丈夫。専門店やサークル主催のイベントでは1人参加も可能です。会話型のゲームですので、初めて会う人とも自然と打ち解けることができます。ただし、参加には予約が必要なことも多いので注意しましょう。
マーダーミステリーでは、探偵のように事件を推理できる他、犯人役を演じることも可能です。その場合は他の参加者たちの追求を逃れ、最後まで自分が犯人だと認めずに済むことがゲームの目的となります。
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マーダーミステリーのゲームの流れ
それではゲームの流れを簡単にご紹介しましょう。
プレイヤー全員がひとつのテーブルに集まったらゲームスタートです。一人ひとりに登場人物が割り当てられ、人物設定(キャラクターシート)やシナリオが配られますので、目を通します。
*この時点でわかること*
・自分のキャラクターの設定(年齢、性別、職業、家族構成、生い立ちなど)。・事件が起きた時、自分のキャラクターは誰とどこで何をしていたのか、何を見たのか。
・ゲームの目的(勝ち負けのポイントの付け方などのルール設定)。
配られたシナリオは全員同じわけではなく、あくまでも各キャラクターの視点で見た事件の概要です。
事件当日、他のキャラクターがどのような行動を取っていたか知るには、本人と会話して聞き出すか、証拠品を得る必要があります。
*他の参加者との会話・議論でわかること*
・事件全体の概要。・他のキャラクターが誰とどこで何をしていたのか。
・事件の証拠品やそれに基づく新しい証言。
さあ、ここからが腕の見せどころです! 参加者全員で議論するもよし、特定の人とだけ秘密の会話や裏取引を行うのも自由です。基本的に嘘をついてはいけませんが、犯人役を演じる人だけはどれだけ嘘を言ってもかまわないことになっています。
容疑者が絞られてきたら、議論はますますヒートアップ! 「本当に何も見ていないんですか?」「正直に言った方が身のためですよ」など、推理ドラマの探偵さながらの台詞も炸裂するでしょう。
こうして議論と推理を繰り返した後、参加者それぞれが犯人だと思うキャラクターを紙に書いてGMに提出します。
最後に真相が明かされ、勝者が決まればゲームは終了です。
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マーダーミステリーはゲームマーケットでも買える!
マーダーミステリーは推理ゲームのため、純粋な気持ちでシナリオを遊べるのは一度きり、ネタバレは厳禁です。
ではどんなシナリオがあるのでしょう? よく遊ばれているタイトルには、次のようなものがあります。
・王府百年
・純白の悪意
・約束の場所へ
・業火館殺人事件
・純白の悪意
・約束の場所へ
・業火館殺人事件
また、シナリオはゲームマーケット(2019年秋は11月23日~24日開催)などのイベントでも購入することができます。新作シナリオを遊びたい方はこちらもチェックしましょう。
・ゲームマーケット
http://gamemarket.jp/access/
マーダーミステリーが遊べる専門店
最後にマーダーミステリーが遊べるお店をご紹介しましょう。いずれも予約が必要ですので、気になる公演は早めの確認がオススメです!
https://rabbithole.jp/
・所在地:新宿区西新宿1-14-2 安西ビル4階
(新宿駅より徒歩4分)
2019年8月31日、新宿にオープンしたばかりのマーダーミステリー専門店「Rabbithole(ラビットホール)」。2019年10月現在では、「双子島神楽歌(ハルカゲカグラウタ)」「ヤノハのフタリ」のふたつの公演を楽しむことができます。
2019年11月には渋谷に2号店もオープン予定です。
http://www.dear-spiele.com/
・所在地:東京都中野区東中野4-9-1 第一元太ビル4-A
(中野駅より徒歩1分)
ボードゲームカフェ「DEAR SPIELE(ディアシュピール)」では、「王府百年」など中国で大ヒットしたシナリオの他、「六花が空を覆うとき」「ミスカトニック大学図書館に潜む者」などさまざまなマーダーミステリーを遊ぶことができます。
どのゲームも遊びやすいよう念入りにチューニングされていますので、初めての方も安心です。
これからますます人気が出そうなマーダーミステリー。推理力が試されるゲームにあなたも参加してみませんか?