『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第149弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
約6億年前から5億年前までの時代を“カンブリア紀”と云う。
カンブリア紀はそれ以前の“先カンブリア時代(始生代、原生代)”には顕微鏡サイズの微生物しかいなかった地球上に突如、数cmから中には1mを越えるような巨大生物が爆発的に現れた時代で、これを“カンブリア爆発”と呼ぶ。
実は先カンブリア時代後期にも“エディアカラ動物群”てな巨大生物が現れた謎の時代があるんだけど、エディアカラの生物たちは、ある時一斉に絶滅してカンブリアの生物が出現するまで生物の空白期間が数千万年(説によっては1億年以上)あったという。
この空白期間が生物たちの爆発的進化を促した、てな説がある。
つまり、戦後の焼け野原となった都会で、様々な商売の“ヤミ市”が建つんと同様に空白のニッチェ(生態的地位)を埋めるために様々な役割の生物に適応放散したというものである。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は8月20日に「サラマンダー」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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