『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第151弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
今回の蟲はタコ(“蛸”って書くんだからコイツも蟲なのである)。
本来なら水棲のタコを描くところだが、こいつは何と陸棲タコである。
巻貝に“有肺類”という陸上に適応したのがいるなら、巻貝の発展形であるタコにだって有肺タコがいてもいーんじゃね? てな理屈で作ってみた。
身軽にするために貝殻を捨てた頭足類だけど、陸上で生活するのにスッポンポンでは心許ない。特に巨大化させると、外敵から身を守る以外に重力から身を守る必要もある。ということで、こいつには殻がある。
殻の中にはもぐり込めない。だからヒフが乾いて乾燥に強くなっているのである。
8本の接地面積の大きな腕で体重を分散させる。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は8月30日に「ミミック」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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