『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第150弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
ファンタジー世界でサラマンダーというと火の中に棲んでるトカゲだけど、リアル世界のサラマンダーというのは“サンショウウオ”のことである。
サンショウウオは冬になると地中や枯木のウロの中で冬眠をし、彼らが寝てることを知らずに枯木を薪として火にくべると、驚いて火の中から飛び出してくるもんだから、火の中に棲んでるという伝説が生まれたんだそうだ。
現生両棲類の中で最大のオオサンショウウオは、日本、中国、北アメリカのみに棲息してる(アメリカオオサンショウウオは日本産のより小型)。
でも実は、かつてはヨーロッパにもいた(氷河期に絶滅しちゃった)。
その化石を見たヨーロッパ人たちはヒトの赤んぼの骨に似てたために「ノアの洪水で溺れ死んだ赤子の骨」だと信じていた、らしい。
それが未知の両棲類の化石と判明するのは、シーボルトが日本から生きたオオサンショウウオを持ち帰ってから。
サンショウウオは冬になると地中や枯木のウロの中で冬眠をし、彼らが寝てることを知らずに枯木を薪として火にくべると、驚いて火の中から飛び出してくるもんだから、火の中に棲んでるという伝説が生まれたんだそうだ。
現生両棲類の中で最大のオオサンショウウオは、日本、中国、北アメリカのみに棲息してる(アメリカオオサンショウウオは日本産のより小型)。
でも実は、かつてはヨーロッパにもいた(氷河期に絶滅しちゃった)。
その化石を見たヨーロッパ人たちはヒトの赤んぼの骨に似てたために「ノアの洪水で溺れ死んだ赤子の骨」だと信じていた、らしい。
それが未知の両棲類の化石と判明するのは、シーボルトが日本から生きたオオサンショウウオを持ち帰ってから。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は8月23日に「蟲」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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