『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第146弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
無顎類(綱)は地球最初の脊椎動物で、カンブリア初期(5億9000万年前)に地球上に現れた脊索動物(ナメクジウオの仲間)よりカンブリア後期(5億2000万年前)に分化した、我々背骨を持っている動物たちの大ご先祖様。
その特徴は、口にアゴがなく丸い穴がぽっかり開いたままなところ。
そうした無顎類の中でも、今もふてぶてしく生きているのがいたりする。ヤツメウナギの仲間である。
彼らはアゴのない丸い口を吸盤にして他のサカナに吸いついて、丸い口の周りに並んだ歯でヒフに傷をつけて流れ出す血を餌とする、という特殊な採餌方法で生存競争に加わらずに不戦勝で生き残っちゃったのである。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は7月26日に「サメ」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
>Amazon