『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第142弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
“フウチョウ”ではない。フウチョウは以前にツバメの発展形として一生を飛び続ける鳥として創った。→ 【第66回】うちのファンタジー世界の考察-フウチョウ(風鳥)
こいつは、風魚のつくったガスを体内に蓄えて一生を空中で過ごす鳥なのである。
フウチョウと違って足がある。体重を支えるためじゃなく、ガスの浮力で体が浮いていっちゃうのを枝にしがみついて留めておくため。
翼がなくとも落っこちることはないが、うっかり木の外へ出ると帰ってこれなくなりそうなので、推進器として小さいながらも翼は持っている。
以前に“スカイツリー”を創った際に、成長のための養分を木に棲んでいる鳥のフンを利用しているのかも、と書いた。その鳥がこいつ。
そのため餌はスカイツリーの葉っぱ。“とても軽いガス”蓄えている葉を食えば、そのガスは体内に留まって、彼らも翼を使わなくても宙に浮いちゃうのである。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は7月5日に「フェニックス」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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