イラスト:緒方裕梨(@colornix) |
血のように真っ赤な色をしたルビー(紅玉石)。実は、地球上でもっとも数の少ない宝石だということをご存知ですか?
大きなルビーの価値はダイヤモンドに匹敵するといわれ、その希少性ゆえか、ルビーには「気高い石」という異名があります。
ルビーはイスラムでも特別な扱いをされており、イスラムの宇宙観において、この世の地下にはルビーの山があると考えられています。ですが、どうして地下にルビーがあるのでしょうか?
これは推測ですが、ルビーの赤は血の色であると同時に炎の色でもあるため、ルビーの山を一種の地獄に見立てているのかもしれません。
中世ヨーロッパにおいても、ルビーやガーネットといった赤い宝石はカーバンクルと呼ばれていました。この言葉には「燃える石炭」という意味があり、古いユダヤの伝説によると、このカルブンクルス(カーバンクル)がノアの箱舟の灯火の役割を果たしたといわれています。
◇宝石言葉
「慈善」「威厳」「神力」「愛」「嫉妬心を除く」
◇誕生石シリーズ
3月:ブラッドストーン 4月:ダイヤモンド 5月:エメラルド
◇参考書籍
『パワーストーン』(草野巧 著)
次回の1コマ漫画は7月8日に
「忍者の道具・照明」の1コマをご紹介します♪
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