イラスト:緒方裕梨(@colornix) |
絶頂期を迎えたローマでは、「とりあえずめずらしいモノが食べたい」という富裕層によって珍味がもてはやされました。彼らは普通の食事に飽き飽きしてしまったのです。
珍味を出して客を喜ばせることで自分の株を上げたり、レアで高価な食材を食べれば病気にかからないと信じる者もいたようです。
代表的な珍味をご紹介しましょう。
・牛乳で煮込んだ牝豚の乳房
・イチジクで肥育した豚レバーやフォアグラ
・牛乳で飼育したエスカルゴ
・生きた鶏から切り取ったトサカ
・酒に酔わせた豚の肝臓
・ラクダの蹄
・フラミンゴの舌
現代でもレアな食材として人気の高いフォアグラ(ガチョウの肝臓)も食べられていましたが、一方、キャビアは貧しい猟師が食べるものだとされ価値がありませんでした。
次回は5月27日に
「オジギソウの神話」→「笠」の1コマをご紹介します♪
(オジギソウの神話は、6月3日公開予定です)
(オジギソウの神話は、6月3日公開予定です)
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