『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第130弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
衣食足りれば礼節を知ると云うが、逆もまた然りである。
中世ヨーロッパでは飢饉で食料が不足すると、働き手にならない子供や老人は真っ先に殺されるか捨てられた。
森に捨てられた老人は、じっと佇みその時を待つ。
やがて足は根となり、体にはツルやコケがまとわりつき、髪やヒゲは葉となり、ついには一本の木と化してしまう。
老人の木は村を見守り、村人に森の幸をもたらしてくれ、村人が困った時には知恵を貸し導いてくれる。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は4月26日に「アニミズム」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
>Amazon