『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第124弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
サルの頭、トラの手足、タヌキの胴体、ヘビの尾を合体させたモンスター。
うちのヌエはサルっぽい顔と、トラっぽい模様と、ヘビっぽい毛のない尻尾を持った獣なのである。
ほ乳類なのは確か。胴や脚の特徴からして食肉目だろう。顔がサルっぽいのは、ヒヒ(バブーン)がサルなのに食肉目っぽい顔なのと似たようなもんだろう。尻尾がハ虫類っぽいというのも、ネズミとかビーバーみたいに尻尾に毛の生えてないほ乳類もいることだし。
こういったキメリックな幻獣はいろいろいる。
シフゾウ(四不像)。頭はウマ、蹄はウシ、体はロバ、角はシカに似た動物だそうだが、誰が見たってシカに見える。
リアル世界のヌエは、トラツグミのことである。日本には生息していないが、時々、迷鳥として大陸から渡ってくる。鳴き声がブキミなため、バケモノにされてしまった。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は2月22日に「トコヨムシ」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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