「もしも今ここに悪の組織が攻めてきたら……」「突然銃撃戦が始まったら、どうやって好きなあの子を救えばいいだろう」
――授業中や通勤時間などに、こんな妄想をしたことはありませんか?
妄想はある日突然現実にならないとも限りません。今回は日常の中で不意に銃撃戦が始まった時の対処方法をご紹介しましょう。
目次
準備が肝心! 日常生活でできること
いつ銃撃戦に遭遇してもいいように、常日頃から準備と心構えをしておくことが肝心です。
まずはどんな準備をすればいいのか、ご説明しましょう。
①銃についてやっておくべきこと
もしあなたが銃の使い手なら、いつでも身を守ったり反撃できるよう、銃はどんな時でも身に着けておくべきです。
とはいえ日常生活に支障が出てもいけませんので、銃の種類は慎重に選んだ方がよいでしょう。オススメは拳銃です。
拳銃には次のような特徴があります。
・衣服の内側やバッグなどに隠し持てる。
・屋内や狭い場所でも扱いやすい。
オート・ピストルなら、常に初弾を装填しておきます。安全装置をかけて暴発しないようにしておくことも大切です。もちろん、毎日の銃の整備・調整も忘れずに。
また、銃は抜き撃ちのしやすいホルスターに入れ、素早く抜けるように毎日練習しておきましょう。
②銃撃戦に備えた行動をしよう
授業中や外出先など、銃撃戦はいつどこで起きるかわかりません。日常生活の中では常に「身を隠せそうな場所」の目星をつけておけば、いざという時に役立ちます。さりげない風を装って、視線を四方に飛ばすのです。
また、時には上着のボタンやホルスターの留め具を外しておくことも必要です。車に乗っている時や椅子に座っている時などは、身体の動きが制限され、拳銃が抜きにくくなる可能性があるからです。
敵の弾に当たらないようにするには?
ここからは銃撃戦が始まった後の動き方について考えていきましょう。
SF映画などとは違い、現実の人間は弾より速くは動けません。敵に銃撃されても、弾道を見切って素早く避けることはできませんので、まずは敵の弾が当たりにくくなるような行動を取る必要があります。
・しゃがむ・地面に伏せる
一般的に、「的」のサイズが小さければ小さい程、弾を命中させることは難しくなります。
しゃがんだり、地面に伏せたりすることで、敵にさらしている面積を小さくし、被弾する確率を下げましょう。
・敵に「正対」する
こちらからも反撃したい場合、地面に伏せる時に身体を横に開かず、敵に対して「正対」することが有効です。身体を隠すようなポジションを取ることで、被弾率をさらに下げることができます。
・相手が銃を握っている手の方向にあえて「動く」
敵との間にある程度の距離がある場合、あえて「動く」ことで意表を突ける場合があります。
この場合、相手が銃を握っている手の方向、つまり相手が右手に銃を持っているなら、相手の右側に向けて走り込むことが有効です。これには、相手が銃を持つ腕の脇を不安定にさせることで、狙いを定めにくくするという効果があります。
・撃ちながら移動する
敵に向かって走り込む際は、こちらからも何発か発砲しながら動くとよいでしょう。たとえ敵に当たらなくとも、弾が近くをかすめるだけで敵を怯ませることができます。
どんなアクションを取るにせよ、判断は瞬時に行い、躊躇せずに全力で動くことが最も大切です。運命は一瞬で決まってしまうのですから。
1対1の銃撃戦! 敵の集中力を乱すには?
もし敵と1対1の銃撃戦になったら、どうやって勝利を掴めばよいでしょう?
お互いに身を隠している状況では、自分の位置を悟られぬまま先に敵を発見し、不意打ちで倒すことができれば理想的です。
西部劇の決闘シーンのようにお互いの居場所がわかっている場合、敵に向かっていかに正確に素早く弾丸を撃ち込めるかが勝敗を分けるポイントとなります。
そのためにも、「自分は集中力を切らさず、相手の集中力を乱す」方法を考えましょう。
・奇策を用いる
いきなりゴロゴロと倒れ込みながら撃ったり、あり得ない動きで相手を惑わすことができれば、相手の集中力を一瞬削ぐことができる可能性があります。
・予測不能な事態を巻き起こす
砂を蹴り飛ばして敵の視界を一瞬妨げれば、相手の集中力を乱すことができます。うまくいけば目にゴミが入って銃撃戦どころではなくなるかもしれません。
ただし、逆に自分も予測不能な事態に陥る場合もあり得ます。
たとえば突然持病の発作が起きてしまったり、敵から「実は私がお前の父親だ」なんて告白をされたら、そのまま平静を保って銃撃戦を続けることは難しくなるでしょう。
今回ご紹介したように、銃撃戦に備えるには、普段からの行動が何より肝心です。様々なシチュエーションを考え脳内でシミュレーションするだけでも、いざという時に慌てず動ける可能性が高まります。ぜひ、楽しい妄想ライフを送りましょう!
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