『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第101弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
◇日本には馬車がない?
外国の大使が日本に赴任すると、まず皇居へ就任のあいさつに赴く。その際、送迎用の車を自動車か馬車にするか選択できるんだそうだが、ほとんどの各国大使は馬車を選ぶんだそう、 しかし、日本には明治になるまで馬車なるモノは存在しなかった。
馬に乗る習慣は古墳時代からあり、さらに牛に車をひかせる牛車はあったのに、馬車はまったく発展しなかった。
ポニー種である日本馬が小柄すぎて牛車用の重い車を牽くに向かなかったのか、スピードがありすぎて道路事情に合わなかったのか、単にそうした発想がまるでなかったのか……。ともかくも馬車なるモノは、乗用も貨物用も1000年に渡って現れることはなかったのである。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は1月15日に「ニンジャ」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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