作者:東雲佑
「皆さまこんにちは、新紀元社の重岡です」
「こんにちは、作家の東雲です。もはや懐かしくすらあるな。いつ以来だ、この挨拶」
「ええと、前回の読者だよりが初夏ですから……半年ぶりくらいですね」
「……なんかわけもなく『昭和も遠くなりにけり』って気分だわ……」
「平成も終わりますしね……」
……ああ、今年もうすらぼんやりしてるうちに終わってしまう……。
「き、気を取り直して! 皆さまご無沙汰しています、作家の東雲です!」
「ご無沙汰してます、新紀元社の重岡です! というわけで、今回は久しぶりの読者だよりです!」
「本当に久しぶりだね。世間はもう完全に年末モードだよ。流行語大賞も今年の漢字も決まったし」
「クリスマスも終わっちゃいましたね。平成最後のクリスマスが……」
「まぁまぁまぁまぁ。流行語大賞といえば、新紀元社内の流行語ってなんかあった?」
「うーん、なんだろう。……あっ、あれかな、『電子書籍』。今年から新紀元社も電子書籍はじめたんですよ」
おー、それはめでたい。新紀元社様、おめでとうございます。
「んじゃ続いて、重岡さんの個人的な流行語は?」
「はい! もちろん、それは!」
「それは?」
「異類婚姻譚!」
「わはは、いい子だ!」
では、百点満点の答えが出たところで。
「学ぼう!」
「学ぼう!」
そういうことになった。
「さて、今回は久しぶりなので、おたよりの紹介を中心にやっていきましょう」
「はい、だいぶ溜まってますしね」
「読者の皆さま、いつもたくさんのメッセージありがとう!」
「ありがとうございます! では今日の一発目、行ってみましょう!」
相変わらずDJ気取りが鼻に付くなぁ!
ペンネーム『奏』さん
図書ドラ発売、本当におめでとうございます。 こうしてお祝いできること、めちゃくちゃ嬉しく思います! こちらの更新も楽しみにしてますが、どうぞお身体にはくれぐれもお気を付けてくださいね!
図書ドラ発売、本当におめでとうございます。 こうしてお祝いできること、めちゃくちゃ嬉しく思います! こちらの更新も楽しみにしてますが、どうぞお身体にはくれぐれもお気を付けてくださいね!
ペンネーム『ゼイクス』さん
東雲先生、図書ドラの文庫化おめでとうございます!
続く小説の新連載もあり、暫く忙しくなりそうですが、執筆がんばってください。
とても楽しませて貰った公式(?)生放送の第2回も待ってますよ!
ところで、こんなにえへへが可愛いくて、腕が6本ある素敵な重岡さんはどこで出会えますかね。ぜひゲームと本のトークしながらご飯食べたいです。
東雲先生、図書ドラの文庫化おめでとうございます!
続く小説の新連載もあり、暫く忙しくなりそうですが、執筆がんばってください。
とても楽しませて貰った公式(?)生放送の第2回も待ってますよ!
ところで、こんなにえへへが可愛いくて、腕が6本ある素敵な重岡さんはどこで出会えますかね。ぜひゲームと本のトークしながらご飯食べたいです。
ペンネーム『奥山千尋』さん
最近更新が無くて寂しいなぁ。
(/ω・\)チラッ
図書ドラ生配信楽しかったです!
最近更新が無くて寂しいなぁ。
(/ω・\)チラッ
図書ドラ生配信楽しかったです!
「図書ドラ文庫版発売、あらためておめでとうございます」
「ありがとうございます! というかほんとありがとう。重岡さん、出版社違うのに校正の手伝いしてくれたり、あとペンネーム『奥山千尋』さんが言ってる図書ドラ発売の生配信にも出てくれたんだよね」
「生配信については『作家と学ぶ』の宣伝もさせてもらいましたし、こちらこそですよ。あとチーム図書ドラの打ち上げにも呼んでいただきましたし! 輝竜先生やゆっけさんにお会いできたのすごく嬉しかったです!」
図書ドラ関係者による文庫版の打ち上げは10月末に都内でやったのだけど、それには重岡女史もご招待させてもらった。
当然である。重岡女史は、その頃究極に視力が悪化していた僕の分まで誤字脱字のチェックを頑張ってくれた。協力そのものはもちろん、彼女がそれを申し出てくれた時はなんとも胸が熱くなったものである。
腕が6本あって毒液を吐いて(※1)おまけに最近は首まで長いけれど、重岡さんは基本的に良いヤツなのだ。あとあざといけど。
というわけで、文庫版『図書館ドラゴンは火を吹かない』は好評発売中です! よろしくね!(宣伝)
「さ、図書ドラもひと段落して、次はいよいよ!」
「おう! 『学んだ作家の異類婚姻譚』!」
「はい! 期待してくれている読者の声もたくさん届いてますよ!」
ペンネーム『えのきゆ』さん
いつも楽しく拝読しております。小説!!! とても楽しみにしております。もちろん図書ドラの文庫化も楽しみです!
東雲先生の新作もとても楽しみにしています。しかも異類婚姻譚! どんな話になるのか今からワクワクお待ちしていますが、酷暑で体調崩されぬよう、東雲先生も、おくさまも、そして編集部の皆様や重岡女子も、ご自愛ください!
それと、もくじの方、ありがとうございます! これで見逃しもすぐ分かります!助かりました!
いつも楽しく拝読しております。小説!!! とても楽しみにしております。もちろん図書ドラの文庫化も楽しみです!
東雲先生の新作もとても楽しみにしています。しかも異類婚姻譚! どんな話になるのか今からワクワクお待ちしていますが、酷暑で体調崩されぬよう、東雲先生も、おくさまも、そして編集部の皆様や重岡女子も、ご自愛ください!
それと、もくじの方、ありがとうございます! これで見逃しもすぐ分かります!助かりました!
ペンネーム『もりわけ』さん
再開を心待ちにしておりました! また新しい異類婚姻譚の舞台が女化町になりそうとのこと、とても楽しみにしております。紀行文の引き込まれる感じが小説として読めるのだと思うとワクワクします。
東雲先生、目をお大事になさってください。
重岡様、東雲先生の手綱を取るの大変かと拝察いたします。季節の変わり目ですのでどうぞご自愛くださいませ。
再開を心待ちにしておりました! また新しい異類婚姻譚の舞台が女化町になりそうとのこと、とても楽しみにしております。紀行文の引き込まれる感じが小説として読めるのだと思うとワクワクします。
東雲先生、目をお大事になさってください。
重岡様、東雲先生の手綱を取るの大変かと拝察いたします。季節の変わり目ですのでどうぞご自愛くださいませ。
ペンネーム『田井ノエル』さん
ぃやったぁぁあああ!! ひゃっほーーーぅ!!! 先生の新作だー!!! やったー!!! しかも、図書ドラのスケジュールまで考えて……重岡さん神。女神。新紀元社さんしゅごいです!
ぃやったぁぁあああ!! ひゃっほーーーぅ!!! 先生の新作だー!!! やったー!!! しかも、図書ドラのスケジュールまで考えて……重岡さん神。女神。新紀元社さんしゅごいです!
ペンネーム『GB』さん
連載再開を首を長くしてお待ちしておりました! でも、3箇月ぶりなのに、読み始めるとそんなブランクなんて無かったかのように、すうっと文章が心に馴染むの、流石だなあと思います。
『ゲストと語る異類婚姻譚』も楽しみですが、やはり小説の連載がとても楽しみです。でも、どうかご無理はなさらず。
連載再開を首を長くしてお待ちしておりました! でも、3箇月ぶりなのに、読み始めるとそんなブランクなんて無かったかのように、すうっと文章が心に馴染むの、流石だなあと思います。
『ゲストと語る異類婚姻譚』も楽しみですが、やはり小説の連載がとても楽しみです。でも、どうかご無理はなさらず。
ペンネーム『トーティ』さん
異類婚姻譚小説の企画化、とても嬉しいです。ありがとうございます。
新たに作られた目次も見やすく、使いやすくなりました。
エッセイの更新も、新しい小説も、これからも楽しみにお待ちしています。
異類婚姻譚小説の企画化、とても嬉しいです。ありがとうございます。
新たに作られた目次も見やすく、使いやすくなりました。
エッセイの更新も、新しい小説も、これからも楽しみにお待ちしています。
「ほらほらほら、期待されてますね! 作家冥利に尽きますね! 私も編集冥利に尽きます!」
「ほんと、ありがたいことです。メッセージの中の『酷暑で体調崩されぬよう』とか『季節の変わり目ですので』ってあたりが過ぎ去りし時を如実に物語ってるけど……」
「まぁ夏からしばらく東雲先生大変でしたし、仕方ないですよ……」
もう一度、本当にお待たせいたしました。
そして、ご無沙汰していた間もずっと期待して待ってくださっていた皆さま、本当にありがとうございます! きっといい作品をお見せします!
「『学んだ作家の異類婚姻譚』企画の方もその後続報出せていませんし、ここで少しだけ進捗報告しておきましょうよ」
「うん。と言っても、報告できることがまだあまりないかも」
「手術後の経過良くなかったですしね。今もまだ眼帯してるんですよね?」
「うん。左はもう完治してるんだけど、右目が。だからもう3ヶ月くらい左目片方しか使ってない」
サイクロプス東雲である。
「それでも重岡さんのフォローもあって小説連載の準備は着々と進んでいます! けど……さて、なにを報告しよう?」
「うーん、企画自体はちゃんと進行してるんですけど、まだお見せできる成果物がないですよね」
『具体的に見せられるものはないけど順調です!』ではあまりにも説得力がなさすぎる……。だからってプロット見せちゃうのは論外だし。
「とにかく、企画はちゃんと進んでいます!」
「はい! ご期待していただきながら、もう少しお待ちください!」
「企画に応じて作品を作り上げるって体験が多分はじめてなんで、難しいけどやりがいを感じてるよ。自分の強みがなんなのかを考えて、要求されていることと折衷させる。そもそもその『求めていること』それ自体、重岡さんと新紀元社のカラーとではきっと違っていると思う」
「そうかもしれません。私は東雲先生の文章をはじめて読んだ時に、言い表せない色気というか、艶を感じたんです。でもそれを突き詰めちゃうと完全に文芸になっちゃいますし」
「うん。俺は文章主体の作家だから、個人的な優先順位は『文章>物語>キャラクター』になる。でもライトノベルを志向するならこの不等号は多分逆にするべきで、でもでも、盲目的にセオリーに従ってしまうのは俺を買ってくれた重岡さんへの裏切りになる」
「はい。私は東雲先生の作家性を買ったのです」
「ご購入ありがとうございます。とにかく、おろそかには書くまいよ。時間はかかってもしっかり模索してこうぜ」
「ですね。模索といえば、文体の選択も」
「うん、すごいいっぱいパターン出して選んでもらった。それこそカタログのように。一人称だけで数パターンとか」
「私には違いがわからない2つの文体も、東雲先生は『全然違う!』って言うし」
「まだ多くは語れないけど、キャラクターについても」
「そうそう、さまざまな取捨選択がありました。意見が合ったこともあれば割れたことも」
「まるでバンド活動だな」
「『ボヘミアン・ラプソディ』(※2)ですね」
と、なんだか良い思い出のように話してますが、こうしたやりとりは現在進行形で続いています!
このようにして『学んだ作家の異類婚姻譚』企画は日々進行中です!
皆さま、期待して、どうかいましばらくお待ちください!
ペンネーム『mig』さん
あれ、本編3回だけでしたっけ……?
ともあれ新コーナー、またも奥が深くなる感じですね。前編だけでも濃いぃ。
重岡さんはガチンコ異形推し、東雲先生は精神的な隔絶と、結構違いが鮮明に出ますねぇ。だから最終的に「皆さんそれぞれの異類婚姻譚を!」になっちゃう訳で、闇も深い……。
異類側の格が下がる、というのも目からウロコの視点でした。
神様は、重岡さん推しの人外なのか、東雲先生の精神的異質なのか、まったく新しい分類項か、どうなんでしょうね?
あれ、本編3回だけでしたっけ……?
ともあれ新コーナー、またも奥が深くなる感じですね。前編だけでも濃いぃ。
重岡さんはガチンコ異形推し、東雲先生は精神的な隔絶と、結構違いが鮮明に出ますねぇ。だから最終的に「皆さんそれぞれの異類婚姻譚を!」になっちゃう訳で、闇も深い……。
異類側の格が下がる、というのも目からウロコの視点でした。
神様は、重岡さん推しの人外なのか、東雲先生の精神的異質なのか、まったく新しい分類項か、どうなんでしょうね?
ペンネーム『みにら』さん
めっちゃ面白かった〜!! 次回も楽しみです!
プロとアマの対談にしか見えないんだけど!
物語の価値、良いですねぇ。ロマンですねえ〜!
めっちゃ面白かった〜!! 次回も楽しみです!
プロとアマの対談にしか見えないんだけど!
物語の価値、良いですねぇ。ロマンですねえ〜!
ペンネーム『田井ノエル』さん
インタビューにするだけで、珍しく真面目に見えました。不思議!
インタビューにするだけで、珍しく真面目に見えました。不思議!
ペンネーム『サクラ』さん
時代が進むにつれて異類の格が下がってきてるというのが面白いと思いました。天女も羽衣がなければ人と変わらない(そんなひどい男と結婚しなければねらないとは……)。
異類婚姻譚における狸の立ち位置の不遇さ。プリティー狸。
古代の世界に地理が関係なくて、「物語の価値が高かった」というのは素敵な考えだなと思いました。
異類婚姻譚小説、たのしみにしています!
時代が進むにつれて異類の格が下がってきてるというのが面白いと思いました。天女も羽衣がなければ人と変わらない(そんなひどい男と結婚しなければねらないとは……)。
異類婚姻譚における狸の立ち位置の不遇さ。プリティー狸。
古代の世界に地理が関係なくて、「物語の価値が高かった」というのは素敵な考えだなと思いました。
異類婚姻譚小説、たのしみにしています!
「『ゲストと語る異類婚姻譚』の対談も大成功だったね」
「ですね。反響もたくさんいただきました。塩田さんのコラムも読み応え抜群でした」
「まさか『神話世界への旅』がパンタポルタに掲載される日が来るとは夢にも思ってなかった。無茶苦茶テンションあがった」
【出張版】塩田信之の異類婚姻譚と神話世界への旅
塩田先生、本当にありがとうございました!
「とにかく、話しててとても刺激的な方だった。知的好奇心に対してすごく
「塩田さんとの対談は勉強になったの一言につきますね。『作家と学ぶ』のコーナーであそこまでがっつり学んだのははじめてではないかと」
これまでどう捉えていいかいまいちわからなかった狸の問題や、神話・伝承と人間・動物の関わりに関する逆転の発想の数々。ペンネーム『mig』さんじゃないけど目から鱗がポロポロ落ちた。
「特に狸について、これは『学んだ作家の異類婚姻譚』小説にとってものすごく大きな収穫だった。もし作中に狸を登場させるならどういう解釈を与えて、どういう風に扱えばいいのか。自分の中でそれについて結論が得られたというか、ひとつ決着がついた気がする」
「おー! どんなですか?」
「ふっふっふ」
それについてはこれからはじまる連載をご期待ください、というやつだ。
「さぁ、ここからはふつおたのコーナーです!」
「あのさ、毎回思うんだけどコーナーとかねえよな? 俺らがどのタイミングでどのメッセージを紹介するかだけで、全部こっちの匙加減ひとつ――」
「では、行ってみましょう!」
……このやろう遮りやがった! メインパーソナリティは俺なのに!
ペンネーム『鳥語』さん
いつも読ませていただいています。
重岡女史と奥さん、東雲先生のかけあい楽しませていただいていますのでレギュラーか嬉しい限りです。
しかし、異類婚姻譚といっても様々な種類があるものですねぇ。 日本でも鶴、狐、狸、蛇に神様やら河童やらと 変わりどころなんぞといえば蛤や鮒とかでしょうか(こちらはオチが下品だったりしますが)。
婚姻譚といえるかはわかりませんが、江戸にももんがあという妖怪と女の幽霊の間に子どもができちゃった、さあ大変って感じの冗談めかした黄表紙なぞもあったりと、わりと日本人というのはノリが軽いとこもあるのかもしれませんが(この辺りは滑稽譚とかギャグ話といった感じですが)。
あと、加えてですが虚舟(うつろぶね)などの境界を越えて現われた異人なぞはある意味の異類婚姻譚といえるのかどうか、と少し気になる所存で。
次回も楽しみにさせていただきます。
雑文失礼いたしました。
いつも読ませていただいています。
重岡女史と奥さん、東雲先生のかけあい楽しませていただいていますのでレギュラーか嬉しい限りです。
しかし、異類婚姻譚といっても様々な種類があるものですねぇ。 日本でも鶴、狐、狸、蛇に神様やら河童やらと 変わりどころなんぞといえば蛤や鮒とかでしょうか(こちらはオチが下品だったりしますが)。
婚姻譚といえるかはわかりませんが、江戸にももんがあという妖怪と女の幽霊の間に子どもができちゃった、さあ大変って感じの冗談めかした黄表紙なぞもあったりと、わりと日本人というのはノリが軽いとこもあるのかもしれませんが(この辺りは滑稽譚とかギャグ話といった感じですが)。
あと、加えてですが虚舟(うつろぶね)などの境界を越えて現われた異人なぞはある意味の異類婚姻譚といえるのかどうか、と少し気になる所存で。
次回も楽しみにさせていただきます。
雑文失礼いたしました。
「虚舟って、UFOみたいなやつだっけ?」
「ですです。めっちゃUFOです。ググってみてください」
ググりググり……うわあ、想像以上にUFOだ。
「これから出てくる異人ってもうグレイしかイメージできないんだけど、グレイ相手ならそれは異類婚姻譚でしょうとも」
「その回答はきっと質問の趣旨と大きく乖離してますよ……」
「仕方ねーじゃん……ふむふむ、虚船は他界から来た神がこの世の姿になるまでの間入っている入れもの……なんかクトゥルー神話ぽいな」
「ああ……もはや異類婚姻譚のいの字もない……」
ちなみにハマグリ女房には蛤を伊勢海老に置き換えた伊勢海老女房っていうバリエーションもあるよ。ハマグリ女房がどんな話なのかはググってみよう!(※3)
ペンネーム『ぱらさ』さん
作家と編集のガチンコ☆ファイト、いつも楽しく読んでいます!
異類婚姻譚で疑問に思うのは異類と同類の境目について。
例えば『おねがい☆ティーチャー』なんかは宇宙人と地球人の二世代にわたる異類婚姻譚ですが、宇宙人をファンタジーでお馴染みのエルフに置き換えてみるとどうか。
エルフと人間、これは異類婚姻譚で問題ないでしょう。ではハーフエルフと人間では? ここら辺から微妙な感じはしますが、もう一歩踏み込んでクォーターエルフと人間ではどうか。これはもう異類とは言えない気がします。
この境目が単純に血の濃さによるものなのか、それとも何か他の要素で決まるのか……重岡女史はどう思います?
作家と編集のガチンコ☆ファイト、いつも楽しく読んでいます!
異類婚姻譚で疑問に思うのは異類と同類の境目について。
例えば『おねがい☆ティーチャー』なんかは宇宙人と地球人の二世代にわたる異類婚姻譚ですが、宇宙人をファンタジーでお馴染みのエルフに置き換えてみるとどうか。
エルフと人間、これは異類婚姻譚で問題ないでしょう。ではハーフエルフと人間では? ここら辺から微妙な感じはしますが、もう一歩踏み込んでクォーターエルフと人間ではどうか。これはもう異類とは言えない気がします。
この境目が単純に血の濃さによるものなのか、それとも何か他の要素で決まるのか……重岡女史はどう思います?
「重岡女史、どう思います?」
「まさかの名指し……! えっと、東雲先生はご存知のとおり、わたしは見た目から入るタイプの異類婚姻譚好きなので……血の濃さよりも、どのくらい異類としての特徴を受け継いでるかという点を気にしますね」
「つまり?」
「つまり、クォーターでも、エルフ的な性質があればそれはもう異類だと思います!」
なるほど。
「んじゃ超絶美形の耳もとんがってない純血エルフと、クォーターだけど『ザ・森の人』って見た目のエルフなら、どっちがいい?」
「私が好きなのは後者の異類婚姻譚ですね」
「なるほど。……ゲオカは
「人聞きの悪いこと言わないでください! あくまで作品として好きな、です!」
「※ただしゲテモノに限る」
「ちょっと!」
ペンネーム『ななを』さん
女化紀行で出てきました、茨城県の女化神社ですが、この度宝塚歌劇団宙組の日本物レビュー「白鷺の城」にて取り上げられます。ぜひ先生も一度ご覧ください!
女化紀行で出てきました、茨城県の女化神社ですが、この度宝塚歌劇団宙組の日本物レビュー「白鷺の城」にて取り上げられます。ぜひ先生も一度ご覧ください!
「おー!」
「おー!」
すごい! 観たい! 行きたい!
「でも、兵庫県は遠いなあ……。重岡さん、宝塚って観たことある?」
「ないです。宝塚は未知です」
「だよな」
かく言う僕ももちろんまったくの未知である。それこそ手塚治虫先生が大ファンだったことくらいしか知らないのだ。
「宝塚歌劇の公式ホームページにありますね。宙組公演『白鷺の城』」
「おー。ストーリーとか書いてある?」
「ええと……『千年にわたって転生を繰り返しては争い惹かれ合う、安倍晴明と九尾の狐の物語』だそうです。女化ぎつねはメインのお話じゃなさそうです」
「なるほど。きっと『
「ですね。もしかしたら以前読者メッセージで教えてもらった『
いいなあ。とても興味惹かれる。
宝塚市にお住いの方はお出かけしてみてはいかがでしょうか(ばっちり宣伝したし宝塚歌劇さんスポンサーになってくんないかな(※重岡注))。
*****
「さて、そんなところで今回もそろそろエンディングです」
「あっという間の2時間30分だったね」
「文字に起こしたらますます意味が通じなくなるボケはやめましょうよ……。最後に、今回も取り上げきれなかったメッセージをいくつか紹介しますね」
ペンネーム『ベニサンゴ』さん
久々の更新ありがとうございます!
すごくすごくすごくお待ちしておりました! もうこれはろくろ首に転職するしか無いかと考えるほどに……。
これからも様々に活動を広げていく先生に、一読者として声援送らせて頂きたいと思います。
お体のこともあり、大変ではあるかと思われますが、これからのご活躍期待しております。
久々の更新ありがとうございます!
すごくすごくすごくお待ちしておりました! もうこれはろくろ首に転職するしか無いかと考えるほどに……。
これからも様々に活動を広げていく先生に、一読者として声援送らせて頂きたいと思います。
お体のこともあり、大変ではあるかと思われますが、これからのご活躍期待しております。
ペンネーム『みにら』さん
待ってました〜! 私の首もゲオカさんみたいになってたかも知れません。
しかし、重岡女史が東雲先生の大ファンだというのはよーく分かりました
お互い、新連載やら図書ドラ2巻やらでまだまだ首が長くなりそうですね(笑)
東雲先生も目を休めつつ頑張って下さい〜!!
待ってました〜! 私の首もゲオカさんみたいになってたかも知れません。
しかし、重岡女史が東雲先生の大ファンだというのはよーく分かりました
お互い、新連載やら図書ドラ2巻やらでまだまだ首が長くなりそうですね(笑)
東雲先生も目を休めつつ頑張って下さい〜!!
ペンネーム『ゼイクス』さん
東雲先生、手術お疲れ様です。
そして異類婚姻譚の続き待っておりました!
これからも新しい仕事が増えて忙しいかと思いますが、続き待ってます!
それとあざとい重岡さんかわいいです。
東雲先生、手術お疲れ様です。
そして異類婚姻譚の続き待っておりました!
これからも新しい仕事が増えて忙しいかと思いますが、続き待ってます!
それとあざとい重岡さんかわいいです。
ペンネーム『みゃー』さん
深く浅く、意図した言葉遊びかと思って流していましたが、うっかりだったんですね(笑)
お二人+αの軽妙な掛け合いがとても面白く、毎度楽しみにさせていただいてます。
雑多だから出版できないというのなら、コーナーごとに別の本にしてしまえばいいのではないかなと一ファンは愚考します。
紙媒体、待ってます♪
深く浅く、意図した言葉遊びかと思って流していましたが、うっかりだったんですね(笑)
お二人+αの軽妙な掛け合いがとても面白く、毎度楽しみにさせていただいてます。
雑多だから出版できないというのなら、コーナーごとに別の本にしてしまえばいいのではないかなと一ファンは愚考します。
紙媒体、待ってます♪
「あ! あとこれもお願いします!」
ペンネーム『ダダ』さん
可愛いなさすがゲオカかわいい。
可愛いなさすがゲオカかわいい。
「えへへ」
「お、おう……」
まぁ別にいいけどさ……。
「読者の皆さま、たくさんのメッセージ、ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
「さて。今年もいよいよ終わりだね」
「ですねー。長かったようで短い1年でした。色々ありすぎて」
「連載開始からコーナーもたくさん立ち上げて、取材にも行って」
「対談もしましたし、小説の企画も決定しました」
1年間お世話になりましたと、お互いに感謝を伝え合う。
それから、来年も1年よろしくお願いします、と。
「そういや重岡さん、今回冒頭で流行語大賞の話題が出たけどさ」
「出ましたね」
「ずばり、この連載の流行語大賞は?」
ズバリ出題した僕に、重岡女史はふっふっふっと笑った。
「そんなの、あれしかないですよ」
「あれですか」
「そう、あれです」
「ではあれ、いきますか」
「はい、いきましょう」
せーの!
「学んだー!」
「学んだー!」
読者の皆さま、来年も一緒に……学ぼう!
※1
お、おう。
※2
イギリスのロックバンド『QUEEN』のボーカルであるフレディ・マーキュリーの伝記映画。タイトルは同バンドの代表曲から取られた。時に衝突しながらも手を取り合ってスターダムにのし上がっていく、世界的バンドの等身大の舞台裏を描いた大作。
封切りは11月と年末に近づいた頃だったが、興行収入的にも作品の評価的にも2018年を代表する映画の一つとなった……と、こう書くとすごく年の瀬感が出るよね。
※3
どんな話なのかはググってみよう! と書いたところ、重岡女史から「一緒に学ぶ姿勢はどこに行ったんですか!」とダメ出しをくらいました。
ハマグリ女房のお話のルーツは古事記の
一方ゲオカさんは新紀元社の社員であるにもかかわらずハマグリ女房のお話を知らないから、無知ゆえに浅慮なダメ出しをしたのです。やれやれだね。
※重岡注
訂正です! 宝塚大劇場での「白鷺の城」公演は、11月5日で終了しています。それと、東雲先生は宝塚市の方しか見れないような口ぶりでしたが、東京宝塚劇場でも上演されていました(ただし12月24日まで)。
*作者紹介*
東雲佑(しののめ たすく)。幻想小説を得意としている。第3回なろうコンの拾いあげ作品『図書館ドラゴンは火を吹かない』が宝島社より発売中。2018年9月には、宝島社文庫で文庫化された。
『図書ドラ』をイメージした楽曲「Liekki」(曲詞:yukkedoluce)も人気。
第2回モーニングスター大賞では『雑種の少女の物語』が最終選考まで残り、社長賞を受賞。
東雲佑(しののめ たすく)。幻想小説を得意としている。第3回なろうコンの拾いあげ作品『図書館ドラゴンは火を吹かない』が宝島社より発売中。2018年9月には、宝島社文庫で文庫化された。
『図書ドラ』をイメージした楽曲「Liekki」(曲詞:yukkedoluce)も人気。
第2回モーニングスター大賞では『雑種の少女の物語』が最終選考まで残り、社長賞を受賞。
▷『作家と学ぶ異類婚姻譚』