『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第109弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
◇船の造り方
中世な時代の船の建造に設計図はなかった。船大工たちのカンと経験だけで造ってたもんだから、同時進行で同型船(艦)を建造させても、まるで違った船が出来上がったそう。
そんなアバウトな造り方だから、それまでにないサイズや機能の新型船を造ろうとすると、時々大失敗をやらかした。特に、大砲をいっぱい載んで重心の高い軍艦などでは、艤装した途端転覆することも結構あった。
ヨーロッパの博物館などで見かける1mほどの帆船模型。 あれば建造側が船主に、完成するとどんな感じになるのかを示すために、実物建造前に作って提出する検討用の模型(もっとも、上記の理由から、実物が模型通りの形になることはまずなかったらしいが)。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は12月11日に「ボート」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
>Amazon