中世からバロック・古楽の旅と、中世西欧の食の旅。2つの「異なる旅」へ。
毎年春と秋に開催する、中世西欧に関する短期集中講座。今回は名古屋で2講座を開催します。
中世ヨーロッパの食に関する勉強会は、ディスカッション(意見交換)形式となっており、ひとつの題目について参加者の方で意見を出し合い、ひとつの推測をつくっていきます。
「食材と植物・写本の記録」と題して、国内でも貴重な500年以上前の羊皮紙に描かれた植物を実際に見て、分析しながら進めていきます。その他、動画や当時の絵と共に解説もしていきます。
また、同日開催の古楽トークは、羊皮紙写本にちなんで「書かれた音楽、書かれなかった音楽」をテーマに。曲視聴もはさみながら、中世からバロック付近までの古楽事情を解き明かしていただきます。
片方の参加でもよし、両方の参加も大歓迎。
ご参加のほど、お待ちしております。
開催概要
日時:2018年9月17日(月・祝)
・秋季勉強会 「中世西欧の食と植物、写本の記録」
13:00開始(12:45開場) 15:00終了予定
・古楽トークイベント「ヨーロッパ中世~近世の古楽巡り」
16:30開始(16:15開場) 18:30終了予定
場所:レンタルスペース 8stage(地下鉄鶴舞線「塩釜口駅」より徒歩8分)
http://www.8stage-space.com/
参加費:各講座 事前予約 2,500円 当日 2,800円
※両講座、事前申込の方はおまとめ割適用、5,000円→4,600円となります。
※事前予約/当日精算制です。
※イベント当日にCD・関連書籍の販売も行います
※他サイトへ飛びます
【ヨーロッパ中世~近世の古楽巡り・担当】
白沢 達生(音楽ライター)
西洋美術史研究・雑誌編集をへて音楽業界へ。
海外料理を交え異文化探訪を楽しむ「となりにある食卓」主宰。
単独訳書にジル・カンタグレル著『バッハを愉しむとき』(仏Alpha/当該訳書はマーキュリーより)。 Alpha、Arcana、Ricercar、Zig-Zag TerritoiresなどCDライナーノート翻訳・執筆多数。ときどき通訳・トークも。
アルテスパブリッシングのFMラジオ番組「ミュージックブックカフェ」(毎週水曜20時放送)内の月一コーナー「となりにある古楽」プレゼンター。
Twitter → /@t_shirasawa
Instagram → tatsuo_shirasawa
【秋季勉強会 「中世西欧の食と植物、写本の記録」担当】
繻 鳳花(コストマリー事務局)
中世西欧料理研究家。コストマリー事務局主宰。
主に中世ヨーロッパ時代にあった料理・舞踏(民衆ダンス)の再現・アレンジを施した料理レシピ研究を中心に活動。
近年は国内の各種屋外施設を利用した、自然との共存を主とした歴史再現企画・西洋ファンタジーイベント企画に携わっている。
著書:「中世西欧料理指南」「中世西欧植物譚」シリーズ など
Twitter → /@shuhohka
HP:http://woodruff.press.ne.jp
<特別協力 羊皮紙工房>
http://www.youhishi.com/
「羊皮紙ってなんだろう」という素朴な疑問から始まり、探してみたところ日本ではほとんど売られてないことがわかり、「じゃあ自分で作ろう」という思いつきで生まれました。
中世とほとんど同じ方法で、当時の人が実際に使っていた羊皮紙を作る。この理念に基づき、数々の実験と失敗を繰り返して今に至っています。現在は羊皮紙の販売、羊皮紙・中世写本関連の講演・講習を中心に活動しています。
まだ日本では一般的になじみのない素材である羊皮紙の魅力をご紹介できたらと思っています。(公式HPより抜粋)
※当勉強会にて、羊皮紙工房所蔵の羊皮紙写本の一部を使用・展示予定です。
・時祷書(フランス・ルーアン 1470年頃 / 同 1450年頃 ) 等4点
主催:コストマリー事務局 特別協力:羊皮紙工房