西部劇で人気のカウボーイ。映画の中ではあまり描かれませんが、実際のカウボーイたちはどんな食生活を送っていたのでしょう?
目次
カウボーイの食事とは?
【西部でよく食べられていたもの】
・パン
・パンケーキ
・コーンブレッド
・ジャガイモ
・牛肉などの肉料理
・豆料理
・コーヒー
・パン
・パンケーキ
・コーンブレッド
・ジャガイモ
・牛肉などの肉料理
・豆料理
・コーヒー
当時、アメリカ西部ではコーンブレッドやジャガイモがよく食べられていた他、牧場で働くカウボーイは新鮮な肉にありつくこともできました。
また豆料理も、安くて栄養豊富、持ち運びや保存が簡単という理由で、度々食卓に上っています。
食後にはデザートが出されることもありました。オーブンが使える牧場ではパンケーキやパイ、コブラ―(乾燥リンゴや桃をオーブンで焼いた郷土菓子)など、キャトルドライブ(牛の群れを鉄道のある駅まで誘導すること。最長で2ヶ月もの旅になった)の最中はプディングなどが作られています。飲み物はコーヒーが定番でした。
カウボーイたちが好んだコーヒー、肉料理、豆料理について、次項からもう少し詳しくみていきましょう。
カウボーイ流! コーヒーの飲み方
【カウボーイ流! コーヒーの飲み方】
・炭火で一気に沸かし、沸騰する前に塩ひとつまみと水を加えてカスを沈める。
・ブラックで1日に何度も飲む。薄味が好まれた。
・キャトルドライブの時は石で豆を叩き潰し、濃いコーヒーを飲んだ。
・炭火で一気に沸かし、沸騰する前に塩ひとつまみと水を加えてカスを沈める。
・ブラックで1日に何度も飲む。薄味が好まれた。
・キャトルドライブの時は石で豆を叩き潰し、濃いコーヒーを飲んだ。
カウボーイたちは炭火で沸かしたブラックコーヒーを1日に何度も飲んでいました。普段は薄味が好まれましたが、キャトルドライブの時は野営できる時間が限られることや、夜間の見張りに立つ機会も多かったことから、濃いコーヒーを飲んでいます。
カウボーイの愛した肉料理
【カウボーイが愛した! サノバビッチシチュー(畜生鍋)の作り方】
・材料:ベーコン、角切りにした牛肉、仔牛の心臓・膵臓・脳みそ・骨髄、ニンジン、タマネギ、ローリエ、コショウ、トマトジュース、小麦粉
・作り方:
①大鍋に小麦粉以外の材料を入れ、よく煮込む。
②少量の小麦粉でとろみをつけたら完成!
・材料:ベーコン、角切りにした牛肉、仔牛の心臓・膵臓・脳みそ・骨髄、ニンジン、タマネギ、ローリエ、コショウ、トマトジュース、小麦粉
・作り方:
①大鍋に小麦粉以外の材料を入れ、よく煮込む。
②少量の小麦粉でとろみをつけたら完成!
牧場では価格の安い牛肉が好まれ、よく食べられていました。中でも度々作られたのが、角切り肉と臓物、根菜類などを煮込んで作る「サノバビッチシチュー(畜生鍋)」です。
鶏肉や羊肉も入手できましたが、当時は犬の餌だと揶揄され好まれませんでした。
キャトルドライブ中も、カウボーイたちは牛肉を食べています。とはいえ牛は商品ですので、基本的にはケガなどで脱落した牛だけを選び食糧にしていました。
重宝された豆料理
【カウボーイが好んだ豆料理の作り方】
・材料:ウズラ豆やササゲ(アフリカ原産の豆類で、日本では赤飯などに使われている)などの豆類、ベーコン
・作り方:
①前夜のうちに豆を水に浸けておく。
②鍋に豆や水を入れ、とろ火で5時間程煮込む(固くなるのでさし水はしない)。
③最後にベーコンを入れて味を調える。
・材料:ウズラ豆やササゲ(アフリカ原産の豆類で、日本では赤飯などに使われている)などの豆類、ベーコン
・作り方:
①前夜のうちに豆を水に浸けておく。
②鍋に豆や水を入れ、とろ火で5時間程煮込む(固くなるのでさし水はしない)。
③最後にベーコンを入れて味を調える。
豆は持ち運びや保存がしやすいことから、キャトルドライブ中も重宝されていました。じっくりと煮込んで作る豆料理などが好まれましたが、材料にはウズラ豆やササゲが使われ、なぜかインゲンや白インゲンは好まれなかったようです。
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