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恋人たちの守護聖人 聖バレンタインは二人いた!
バレンタインデーには、女性から男性へチョコレートを贈るのが習わしですよね。この慣習はいったいいつ頃から行われていたのでしょうか。実は、聖バレンタインの記念日に恋人同士が贈りものを交わす慣習は、中世末期からありました。恋煩いに悩む若者たちは、聖バレンタインの名前を唱えて祈りを捧げたそうです。しかし、この聖バレンタインはもともと恋愛とはまったく関係のない聖人でした。
子供のてんかんを奇跡の力で治したとされる「てんかん封じ」の守護聖人だったのです。
それだけでなく、同じ名前で同じ日に殉教した聖人が二人いたため、伝承が広まるにつれて二人が混同されることとなり、私たちの知る「聖バレンタイン」が誕生しました。
紆余曲折を経て、聖バレンタインはいつの間にか愛の聖人と呼ばれるようになりますが、その詳しい経緯は謎に包まれています。
参考:『守護聖人』
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