元服前の少年たちが身につけた代表的な3つの装束
半尻姿
:本来は公家の普段着でしたが、時代とともに少年の服として着用されるようになりました。髪は美豆良を結わうか垂髪にします。袖括りに菊綴(縫い合わせ箇所につけられた飾り)があるなど、装飾性の高い服装でした。
童直衣姿
:身分の高い親王や摂家などの子息が用いた服装です。イラストのような白い着物は冬の定番で、文様(小葵文など)が浮きあがって見える浮織という手法で織られています。
童水干姿
:平安時代から江戸時代頃まで、公家の子息や公家に仕える少年たちに着用されました。生地や模様、色などの決まりがないため、公家に仕える少年たちの服装はたいへん派手なものだったといいます。
参考:『図解 日本の装束』
次回は3月5日に
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