「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
うちの宿屋
*一階が食堂、二階が寝室。食堂は酒場兼用。近所の住人も酒を飲みに来るので、宿泊客の定員(ベッド数)以上に大勢入れる。*食事のメニューなんてない。“日替り定食”一品のみで、客は出されたモノを食うしかなく、注文をつける立場にない。
*中央に暖炉があり、常備場が沸いている。湯気で室内をくまなく温めるのと、投宿者が足を洗ったり風呂用に使う。
*暖炉の燃料は薪だが、もっと寒い地方では薪の代わりに泥炭(ピート)を使う。泥炭は枯れた草が腐らず堆積してできたモノで、地面を1mも掘ればいくらでも手に入る。