『Roll&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第12弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
意外と戦争に向いてる? 浮遊城のあれこれ
「空中都市」「風の城」「飛行城」と呼び名はたくさんあるが、要は何で浮いてるのかが問題である。
ケイバーリットや飛行石を仕込んでるとか、浮遊魔法がかかってるとか、クモの糸でぶらさがってるとか衛星軌道に乗ってるとか。
いくら重くてもこれだけ表面積があれば当然風に流されるだろう。水平方位に移動する以外にも、地表の気温とか雨などで高度が変化することもあるだろう。
平和時より戦争時の方が向いてそう。難攻不落だし(落ちるかもしれないが)、敵地上空へ出向いて爆撃できそうだ(戦略爆撃城!)。
任意に高度を変えられるなら、わざわざ爆撃しなくたって都市破壊はできる。
物理的に破壊しなくても敵国上空に居座ってるだけで心理的に圧迫を与えられるし、農地に日陰を作って作物を育たなくさせる手もある。