『Role&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第120弾を公開!
「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。
小泉八雲の“雪女”が実は島根じゃなく東京で採取した昔話であることを知る人は少ない。
要するに江戸時代頃は雪女が出るほどに東京も寒かったわけだ。小説では彼女が現れるのは多摩川のほとりの舟小屋。
心理学者に云わせると、防寒性のない舟小屋を“家屋”と同じだろうと安心して眠り込んでしまった
故に凍死しかけた者が、朦朧とした意識下で見た“入眠時催眠”だそうだ。
舟小屋は渡し舟の客のための待合所。バス停の待合所みたいなものだ。
薄い壁と屋根なので、風雨はしのげても寒さは屋外と変わらない。
「うちのファンタジー世界」は、毎週火・金曜日に更新しています!
次回は2月8日に「人型でないオニ」を更新予定です。お楽しみに♪
著者:小林裕也
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