前回まで、「D&D日本公式サイト」内の「サポート」http://hobbyjapan.co.jp/dd/support/ からダウンロードすることのできるルールブックについて紹介してきた。
(1)『プレイヤー用ベーシック・ルール』日本語版ver.2
(2)キャラクター・シート(PDF)
(3)『ダンジョン・マスター用ベーシック・ルール』日本語版ver.2
(4)1レベル用アドベンチャー・シナリオ “腐敗の影”
(2)キャラクター・シート(PDF)
(3)『ダンジョン・マスター用ベーシック・ルール』日本語版ver.2
(4)1レベル用アドベンチャー・シナリオ “腐敗の影”
今回は、(4)1レベル用アドベンチャー・シナリオ “腐敗の影”を紹介する。
1レベル用アドベンチャー・シナリオ “腐敗の影”
このアドベンチャーは、これからTRPG、あるいはD&Dを遊んでみよう、というみなさんを想定し、ダンジョン・マスターへ挑戦する人を考えて製作された一作だ。各所に手順やコツなどが細かく付記されている。もちろん、目を通すのは、ダンジョン・マスターに限る。
全体のプレイ時間は3~5時間を想定している。丁寧に順に沿って進めていけば、依頼を受け、調査を行い原因を明らかにし、解決する、というアドベンチャーを運営できるだろう。1レベル用であるから、それに見合う内容でプレイヤーたちが無茶・無謀でなく、慎重で勇敢であれば、パーティーの旗揚げの冒険を見事にこなし、楽しめるはずだ。
冒険の内容を明らかにしてしまうと興がそがれることなので、DMにチャレンジしようと思う人は自分でアドベンチャーに目を通してほしい。
また同コーナーには、有志によるペーパー・ミニチュアのPDFファイルのダウンロードも用意されている。冒険者、モンスター、ドラゴンとあって、DMBRと一致するわけではないが、絵が違ってもマーカーとして利用すれば戦闘遭遇の遊びやすさは格段に高まるだろう。使い方については、サイトに「ペーパー・ミニチュアを配布するにあたり」として記事も掲載されている。参考にして、活用してほしい。
“腐敗の影”の冒険はお話としては単純な造りだ。真剣にプレイすれば、「よくある『最初の冒険』」としてすぐに終わってしまうだろう。
冒険の続きは、すでに紹介した『スターター・セット』の「ファンデルヴァーの失われた鉱山」がおすすめだ。フォーゴトン・レルムという世界を感じることのできる設定、風景、出来事、人々、モンスター、そして事件が連なり、単なる探険ではない冒険が用意されている。
次回からは、ここまで読んでもらった『プレイヤー用ベーシック・ルール』を活用する方向で、この『スターター・セット』の使い方を紹介する。
※記事中の日付は記事公開時のものです。
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