時は19世紀末。「霧の都」に、闇の住人“シャドウ”が現れた!
討伐者“レイダー”は、シャドウ殲滅に乗り出す。
巻き込まれた一般人“シチズン”たち。
それぞれの目的、勝利のために動いていく。
◇勝利条件◇
レイダー:シャドウ全員の脱落(全滅)
シャドウ:レイダー全員の脱落、またはシチズンが3人脱落
シチズン:個別の勝利条件
メンバー紹介
田井ノエル……『道後温泉湯築屋 暖簾のむこうは神様のお宿でした』(双葉社)、双葉文庫より発売中。お土産の愛媛銘菓おいしかった。
東雲佑……『図書館ドラゴンは火を吹かない』(宝島社)、宝島社文庫より発売中。パンタポルタで『作家と学ぶ異類婚姻譚』も連載中。
奏……『逆鱗のハルト』(新紀元社)、モーニングスターブックスより発売中。ゲームがうまくてみんなから警戒されている。
重岡……パンタポルタ運営の、紀元社社員。連載小説『作家と学ぶ異類婚姻譚』で東雲の担当編集。飼い猫のシャロちゃんかわいい。
岡田……東雲の担当編集。バーチャルYouTuberにハマっているらしい。
いろは紅葉……みんなの友達。今回のリプレイ担当。猫大好き。
ラウンド①
まずは各々キャラクターカードを引く。
今回は6人なので、 “レイダー”、“シャドウ”、“シチズン”が2人ずついることになる。
この時点では自分のカードしかわからない。
だから、他の5人がどの陣営なのか推理しながらゲームを進めていく。
私こと紅葉は、“シチズン”のダニエル。HPは13。
ダニエルの勝利条件:
最初に自分が脱落する。または、シャドウが全員脱落し、かつ自分が脱落していない。
最初に自分が脱落する。または、シャドウが全員脱落し、かつ自分が脱落していない。
最初に脱落したいけど、キャラクターの中でHPが上から2番目に高いみたい。うまくいくかな?
じゃんけんで順番決め。
東雲先生から時計回りになったので、
東雲先生→岡田さん→重岡さん→ノエル先生→紅葉(私)→奏先生
今回は6人以上でプレイするときに選べる初心者用ルールを採用し、ゲーム開始前に全員で“推理カード”を引き、左隣の人に使った。
私は奏先生に『君はシャドウだね』のカードを渡す。
“シャドウ”ならダメージを受けて、それ以外なら何もないというカード。
奏:違います。
ふむふむ。ということは奏先生は“レイダー”か“シチズン”か。なら敵じゃないのかな?
他のプレイヤーも、それぞれ左隣の人の正体のかけらをつかんだはず。
1番手は東雲先生。
6面ダイスと4面ダイスを振って、合計値で移動するエリアを決める。
東雲:編集さんごめんなさいの目(※)が出ないかな。
そんな目はないよ。
※「小説家になろう公式生放送」にて使われるダイスの目。
出目は7の〈地下通路〉。
地下通路:黒のカードを山から1枚引くことができる(引かなくてもいい)
カードには3種類あり、各々の効果はこちら。
白のカード:回復や特殊効果のある装備品などがある
黒のカード:武器などの装備や、ダメージ効果がある
推理カード:相手の正体を探るためのカード
黒のカード:武器などの装備や、ダメージ効果がある
推理カード:相手の正体を探るためのカード
白と黒のカードは、引いたらすぐ表にする。
使い捨てと書いてあったらその場で使用しなければならない。
東雲:黒のカードって不利になるんだっけ?
岡田:ならないです。一応は。
東雲:俺には不利じゃないよね?
知らないよ。という声が一斉に。
さて、出たカードの効果は……
今の時点では意味がないカードだった。
次の岡田さんターンへ。
岡田:8なので、〈市庁舎〉ですね。
市庁舎:任意のプレイヤー1人を選び、「2ダメージ与える」か「1ダメージ回復させる」ことができる。
岡田:じゃあ……東雲先生に2ダメージで。
東雲:なんで!?
ダメージボードの東雲先生コマを2ダメージエリアに移動。
ちなみに、自分のキャラクターのHPにダメージ数が達したら脱落、正体を公開&トドメを刺したプレイヤーが装備カードを1枚獲得できる。
重岡:次は私ですね。あ、〈地下通路〉だ。
黒のカードを1枚ドロー。
重岡:他のプレイヤー1人を選び、6面ダイスを振って1~4なら選んだプレイヤーが、5、6ならあなたが3ダメージ受ける……えーっ。
東雲:情報少なかった場合、誰を選ぶか俺は知ってるんだぞ。
疑われるのはそういうとこじゃないかなー。
重岡:じゃあノエル先生で。最初の“推理カード”で情報持ってるので。
ノエル:えー。
机の上を転がるダイスが岡田さんのコマを吹き飛ばし、出した目は6。
重岡さんに3ダメージ!
奏:3ダメージってけっこう大きいですよね。
岡田:この時点で、エリアボードの同じマスか、左隣のマスにいる他プレイヤーに攻撃ができるようになります。
重岡:じゃあ東雲先生に。
東雲:なんで!? なんで!?
岡田:でもまだ相手の正体がわからないです。
重岡:うーん、じゃあ攻撃はしません。
東雲:やった!
奏:優しい。初めて見たそんな優しいところ。
重岡:そんなことないですよ!?
次はノエル先生のターン。9が出たので、〈オリバーの隠れ家〉に移動。
オリバーの隠れ家:他プレイヤーが持つ装備を1つ奪うことができる。
誰も装備を持っていないので、今回は効果なし。
左隣に岡田さんと重岡さんがいるので、どちらかを攻撃できる。
ノエル:情報は少し持っているんですけど、攻撃はしません。
紅葉:〈地下通路〉だ。黒のカード1枚。
私の順番が来ていたんだよ。
ダニエルとしては早めにダメージを受けておきたいけれど、もし奏先生がHPの低いキャラクターだとしたら先を越されてしまう。
それに、同じシチズン陣営だったら不利になるしね。
今は様子を見て、攻撃しないでおこう。
次は奏先生。6のエリアは〈大聖堂〉。
大聖堂:白のカードを1枚引くことができる。
奏:装備カードだ。
いにしえの聖杯:黒のカード『三つ目の黒犬』『吸血コウモリ』『呪いの人形』によるダメージを受けない。
ラウンド②
東雲:ダイス振る前に言っておきたいんだけど、岡田さんシャドウじゃねーぞ。
岡田:なあ。なんでそれを言った。
東雲:いや、とりあえず言っとこうかなって。
奏:ええっ。ええーっ。
ノエル:そう言って、シャドウが攻撃するように仕向けてるんじゃ……。
東雲:あ、そうか。シャドウが攻撃されちゃうのか。
シャドウに攻撃されちゃうんだよ。
一斉ツッコミを受ける東雲先生。
東雲先生、ルールの把握をしてない説が浮上。
さて、東雲先生の出目は5の〈ブラックミスト地区〉。
ブラックミスト地区:好きな山からカードを1枚引くことができる。
東雲:そんなの、白が一番無難じゃん。
装備カードが出た。
賢者のローブ:自分の攻撃ダメージが1減少する。自分が受けるダメージも1減少する。
東雲:重岡さん、今度から〈市庁舎〉着いたとき俺にダメージ与えてもいいよ。
無敵になったわけではないので油断せずに。
岡田:誰を攻撃しますか?
東雲:待って、ちょっと考える。
岡田:なんかね、リアル狂人(※)だから。
奏:どうするかわからないですよね。
※人狼ゲームにおいて、村人なのに人狼側のために動くトリッキーな役職を「狂人」という。リアル狂人とは、「狂人」でないのにおかしな行動をする人間のこと。東雲:これってしゃべらせなきゃ埒があかなくない?
岡田:推理カード引いたときにやるんですよ。
東雲:もうちょっとみんな声出してこうよ。
そういうゲームではない。
とはいえ、私も情報が欲しい。特に東雲先生の。
岡田:俺から言えるのは、こいつは敵だなってことです。
東雲:なんで!?
突然岡田さんの正体らしきものを言ったからね。
岡田:自分はシャドウだよっていうアピールかもしれない。
東雲:でもね、奏さんから『あなたはシャドウですか?』ってカード来たとき違うって言ったよ!
奏:なんでそれバラしちゃうの!?
東雲:違う! 今のは岡田さんの疑いを晴らしたくて……。シャドウいる?
いるよ! この中に2人いるよ!
岡田:とりあえず、攻撃するの? しないの?
攻撃できる相手は奏先生だけ。
東雲:じゃあシャドウだったら殴るよ。シャドウ?
奏:シャドウじゃないって否定するしか選択肢なくないですか?
東雲:じゃあ、じゃあ、好きな色とか聞いていい?
奏:緑。
東雲:緑……緑ぃ?
奏先生は緑のコマを選んでいる。
ちなみに、東雲先生は赤を選ぼうとして、重岡さんにじゃんけんで負けた。
結局東雲先生は今回、攻撃はしないということに。
次は岡田さん。
〈地下通路〉で黒のカードを1枚ゲット。
岡田:装備、『妖刀マサムネ』……あ、やばい。攻撃可能範囲に他プレイヤーがいたら、必ず攻撃しなければならない。
強制攻撃カード!
攻撃範囲には私、重岡さん、東雲先生がいる!
数人から「ここ、この人」と東雲先生のコマに指さしが入る。
岡田:東雲先生で。
出目は4。装備の効果で1軽減されて、ダメージ3。これで東雲先生の合計ダメージは5。
東雲:なんで俺こんな食らってんの!?
1ターン目にも岡田さんから攻撃されたからだよ。
次は重岡さん。同じく〈地下通路〉で、黒のカードを1枚。
重岡:「装備カード。『あなたが攻撃したらダメージ+1』」
攻撃できるエリアには東雲先生がいる。
重岡:東雲先生で。
東雲:俺シャドウじゃないんだよ!? 俺を殺すってことはシャドウだよ!
重岡:シャドウじゃない、と思ってないので……。
東雲先生はこれで合計ダメージ6。
紅葉:岡田さんと重岡さんが、東雲先生絶対殺すマンになってる。
奏:どうしていいかわかんない。超こわい。
次のノエル先生が移動した先は〈探偵事務所〉。
探偵事務所:推理カードを1枚引くことができる
ノエル:東雲先生に“推理カード”を使います。
重岡:質問内容声に出しちゃだめですよ、東雲先生。
東雲:(“推理カード”を見て)……違う。
ノエル:えー、ちょっと待って。これは嫌なカード。1枚ムダにした。
奏:気になるー。
質問内容は何だったんだろう。気になる……。
次は私。
〈地下通路〉で黒のカードを1枚ド引く。
紅葉:装備カード。ダメージが1増加するやつですね。
今回も攻撃はなしにしたけど、ダメージを受けたい場合は積極的に攻撃して回ったほうがいいのかな……。
とりあえず東雲先生が素で怪しいから、早く正体確定したい。
続く奏先生は〈ブラックミスト地区〉で、“推理カード”を選択。
送り先はもちろん、東雲先生!
奏:情報が欲しい、知っておきたい。本当になんだかわからなすぎて。
東雲:……ちーがーいーまーす。
奏:えーっ。でも、そっか。これで東雲先生の情報が増えました。
奏先生は何かをつかんだ様子。
東雲:俺を疑う前に岡田さんを排除しようぜ。
奏:言ってなかったんですけど、私同じマスにいた東雲先生のこと攻撃しませんでしたよ! 敵対してませんってアピールしておきますね!
ラウンド③
東雲先生も〈ブラックミスト地区〉に。
攻撃できる相手は奏先生だけ。
東雲:ここで攻撃しなかったら、そろそろ俺死ぬよね?
ノエル:そろそろデッドゾーンですね。
東雲:一回ためしに殴らせてくれ。
岡田:ためしなんてねーんだよ!
結果、奏先生にダメージ1。
岡田:俺は〈市庁舎〉ですね。重岡さん1回復してください。
重岡:やったー。
重岡さんのダメージ、3→2へ。
攻撃対象がいないので、順番は重岡さんへ。
ノエル:なんで回復したんですか?
岡田:いや、最初にみんなで使った“推理カード”で、重岡さんの情報は得ているので。
ノエル:そっかー、もうわかってるやつだ。
紅葉:ということは、このふたりはグルか。
ノエル:だから編集者コンビは東雲先生を攻撃するんですね。
重岡さんは〈ブラックミスト地区〉にて白のカードを選択。
装備カード。〈市庁舎〉の効果によるダメージを受けなくなる。
重岡:じゃあ、奏先生に攻撃します。
奏先生は合計ダメージ5になった。
岡田:さあ、みなさん大体の正体がわかってきたと思います。
東雲:えー、俺全然わかんない。
実は私もわからない。
最初に脱落するのは難しくなってきたかな。
東雲:ちょっと待ってちょっと待って。説明してくれ。
それを無視してノエル先生も〈ブラックミスト地区〉へ。黒のカードから引いたのは、
ノエル:装備カード、『ガトリング』。あなたの攻撃可能範囲にいるプレイヤー全員に攻撃できる。
岡田:強っ!
ノエル:強いんですけど、味方も攻撃しちゃう危険性が。でも使いたい!
岡田:東雲先生と重岡さんと奏先生、全員攻撃できますね。
ノエル:攻撃します!
結果、東雲先生と奏先生が合計ダメージ7、重岡さんが合計ダメージ4に。
ノエル:ごめーん、やりたかった!
奏:情報がないからぜんぜんわからない。
私もわからない……。岡田さん重岡さんの編集者コンビは仲間みたいだけど、“シャドウ”なのか“レイダー”なのか。
わからないながら、私も〈ブラックミスト地区〉へ。みんなで団子状態。
誰を攻撃しよう?
岡田:俺としては、ガトリング持ってる人をなんとかしてほしい。
重岡:危険ですよね。
紅葉:東雲先生が確定できない……。
ノエル:とりあえずガトリングで全部吹っ飛ばせばいいかなーって。
迷うなー。
東雲:編集コンビ確定させればいいんじゃ。ここグルなんだから。
重岡:でも東雲先生、さっき岡田さんがシャドウじゃないって言ったし。
東雲:なんで俺を信じるの!
岡田:すごいなリアル狂人。
俺を信じてくれ、じゃなくて、なんで俺を信じるの、だもんね。
今回は、殴っても大丈夫そうなノエル先生に。
東雲:あーあ、友情壊れた友情壊れた。
うるせー。
装備効果でダメージ+1され、ノエル先生の合計ダメージは4。
ノエル:ちょっと、自分の攻撃力考えて。
ごめん忘れてた。
この時点でノーダメージなのは、私と岡田さん。
奏先生はまた〈ブラックミスト地区〉へ。
東雲:あのダイスおかしくね? 〈ブラックミスト地区〉ばっかり出てる。
岡田:合計値が10なので、期待値は5です。
奏先生は白いカードを選ぶ。
攻撃できる対象は4人。
奏:情報が足りない……味方だったらどうしよう。
そして、ノーダメージの私を攻撃。
もっと早くから殴ってくれてよかったのよ。
ダメージ1。
まだまだ死なない……。
ラウンド④
続いて東雲先生は〈市庁舎〉に。
東雲:んなもん、自分を回復するよ!
東雲先生、合計ダメージ6→5に。
東雲:これ自分に2ダメージとかできるんじゃね?
ノエル:どんな狂人ですか!
紅葉:最初に死ぬ必要がある人とか。
私とか。
東雲:岡田さんに攻撃、しねーよ。
そしてターン終了。と、思いきや。
東雲:岡田さんに攻撃『死ねよ』って言ったんだよ。
しねーよ、じゃなかった。
岡田さん、ダメージ2。
岡田さんは〈市庁舎〉に止まり、ノエル先生にダメージ2を与える。
さらに、『妖刀マサムネ』の効果で強制攻撃。東雲先生にダメージ2追加で、合計ダメージ7。
重岡さんはまた〈ブラックミスト地区〉。推理カードを私へ。
『君はレイダーかシチズンだね?』
おっと。イエスの場合はダメージを1受けないといけない。
紅葉:えーと、ダメージ1。
合計ダメージ2。
岡田:もうそろそろお互いの正体もわかってきて、あと一撃でやられる人も出てきたかと思います。それを防ぐために特殊能力を使う頃合いかと。わりと終盤戦ですね。
各キャラクターには特殊能力が設定されていて、自分の正体を明かすなどして使うことができる。
通常は1ゲームに1回だけ。
でも今は誰も使わない。
重岡さんがノエル先生に攻撃し、合計ダメージ11に。まだ生きてる。
なるほど、ほぼ正体がわかってきた。
東雲:シャドゥー? シャドゥー?
小学生みたいな煽り口調でノエル先生を挑発している東雲先生。
ノエル:さあ、どうでしょう。
ノエル先生は〈オリバーの隠れ家〉に行き、東雲先生の装備『賢者のローブ』を奪う。
ここでノエル先生が正体公開。
ノエル:“シャドウ”のヴァンパイアです。攻撃します。
ヴァンパイア(HP13)の特殊能力:
攻撃して1以上のダメージを与えたとき、自分は2回復する。
攻撃して1以上のダメージを与えたとき、自分は2回復する。
なるほど!
ノエル:って、攻撃できる人がいない!?
岡田さんと東雲先生の「わかってた?」「わかるわけねーじゃん!」という会話の横で私のターン。
紅葉:どうしよう、東雲先生と奏先生が全然わかんない。
ノエル:ウソでしょ? わかってよ、わかってよ。
わからないんだなー……。
頭の中もこんがらがってきた。
〈ブラックミスト地区〉で引いた“推理カード”を東雲先生へ。
『君はレイダーかシャドウだね?』
東雲:んー、イエス。え、イエスだとダメージ? ノー! やっぱノーで!
あー。さすがにわかった。“シャドウ”だ、東雲先生は。
誰も攻撃せずターンエンド。
再度ノーをイエスに覆そうとしている東雲先生をみんながスルー。
奏さんはダイスを2回振り、〈大聖堂〉への移動を選択。
白のカードは装備カード、『エクスカリバー』!
エクスカリバー:自分がレイダーの場合、正体を公開してもよい。その場合、与ダメージが2増加。
ラウンド④
順番は東雲先生へ。
〈ブラックミスト地区〉にて、黒のカードを引く。
使い捨てカード『吸血コウモリ』。任意のキャラに2ダメージ与え、自分は1回復する。
東雲:ごめんノエルさん。死んでくれ。
ノエル:え!?
紅葉:え!?
だって、東雲先生は“シャドウ”だからノエル先生は味方じゃないの!?
合計ダメージ13で、ヴァンパイアが脱落。
ここで、私のキャラカードの特殊能力発動。
紅葉:私は“シチズン”のダニエルです。
ダニエルの特殊能力:
最初に自分以外のキャラクターが脱落したとき、自分の正体を公開しなければならない。
最初に自分以外のキャラクターが脱落したとき、自分の正体を公開しなければならない。
これからは全力で生き残って、かつ残りの“シャドウ”を倒さないと勝てない。
東雲先生は奏先生を攻撃。合計ダメージが10になった。
奏:ジャストで死んじゃいました……。
奏先生は“シチズン”、HP10のバイロン。勝利条件は、装備カードを5枚以上集めることだった。
これで“シチズン”陣営の2人は確定。岡田重岡コンビは同陣営。だとすれば……。
東雲:こいつら青(シャドウ)だぞ! こいつら青だぞ! こいつら青だぞ!
岡田:もう遅いって。
紅葉:私は“推理カード” 2枚目で確信しました。東雲先生はシャドウです。
東雲:だったらなんで俺はノエル先生をボコったんだよ!
ノエル:だから『なんで!?』って思ったんですよ!
岡田さんは〈市庁舎〉へ。東雲先生に2ダメージがいき、合計ダメージ8。
次の重岡さんは正体を公開。“レイダー”、フェリックス。
フェリックスの特殊能力:
手番のはじめに使用。6面ダイスを振って出た目のダメージを任意のプレイヤーに与える(ゲーム中1回)。
手番のはじめに使用。6面ダイスを振って出た目のダメージを任意のプレイヤーに与える(ゲーム中1回)。
重岡:もちろん、東雲先生に攻撃します。
東雲:死んだー。
東雲先生の正体は“シャドウ”のウルリッヒ(HP11)。
“推理カード”に対して嘘をつけるという、やっかいなキャラクターだった!
岡田:いちばんひどいの持ってた……。
というわけで、“レイダー”の岡田さん重岡さん、“シチズン”の私3人が、勝利条件を満たして勝ち!
東雲:俺のプレイングの悪かったとこ教えてくれる?
岡田:味方を殺したこと。
リアル狂人に翻弄されたゲームでしたとさ。
◇◇◇
◎パンタボドゲ会
『凶星のデストラップ』でエイリアンと友達になる。(リプレイ:奏)
『パンデミック:クトゥルフの呼び声』は恐ろしいゲームだった。(リプレイ:奏)