イラスト:緒方裕梨(@colornix) |
古代ビール
古代のビールは現代のビールとは全く違っており、アクの強いにごり酒で、アルコール度は低く上層に麦の殻が浮いていました。エジプトでは、子供のお弁当にもビールがつくほど広く愛されていたといいます。
製造方法は、麦からバッピアと呼ばれるビールパンを作り、それを砕いて瓶に入れたものに水を加えて自然発酵させていました。
エールとビール
15世紀に入るとお酒の製造にホップを使うようになり、エールとビールを区別するようになります。すなわち、麦にハーブなどを加えてつくったものを「エール」と呼び、ホップを添加したものを「ビール」と呼びました。その後、エールにもホップを使うようになってくると、両者の区別は曖昧になっていきます。
投稿者:三遊亭楽天さん
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