作者:東雲佑
ペンネーム『ベニサンゴ』さん
重岡女史と奥さんで対東雲先生用決戦同盟が結ばれたようで、おめでとうございます。どちらも元気溌剌な方のように感じ、東雲先生をぐいぐいと牽引していってくれるだろうと勝手ながら期待しております。
東雲先生のイルイコンインタンを拝読させていただいて以来、ずっと頭の片隅で異類婚姻譚の文字列がサンバを踊っていたのですが、そのおかげで少し思いついたことを。
少し前の流行になりますが、『ズートピア』という映画がありました。あれは異類婚姻譚に入るのでしょうか? 主人公は狐と兎なので、どちらも人ではないという分類に入ると思いますが……。
重岡女史と奥さんで対東雲先生用決戦同盟が結ばれたようで、おめでとうございます。どちらも元気溌剌な方のように感じ、東雲先生をぐいぐいと牽引していってくれるだろうと勝手ながら期待しております。
東雲先生のイルイコンインタンを拝読させていただいて以来、ずっと頭の片隅で異類婚姻譚の文字列がサンバを踊っていたのですが、そのおかげで少し思いついたことを。
少し前の流行になりますが、『ズートピア』という映画がありました。あれは異類婚姻譚に入るのでしょうか? 主人公は狐と兎なので、どちらも人ではないという分類に入ると思いますが……。
「全然おめでたくねえよ俺の身にもなってみろよ!」
「まあまあまあ。ズートピアといえば、一昨日の金曜ロードショー(読者だよりのためのこの打ち合わせは今回日曜日に行われた)で地上波初放送しましたよね。なんでも、東雲家でも録画して作業用BGM代わりに流してるとか? つい見ちゃって作業が捗らないって愚痴ってるらしいですけど、締め切りはちゃんと守ってくださいね」
「筒抜け!? しかもかなり密に連絡取り合ってる!?」
「はい、しょっちゅうスカイプでおしゃべりしてます。そういえば今度新紀元社でボードゲームパーティーやろうって話になってるんですけど、実現したら奥さんも参加してくれるって」
「は、なにそれ!? 俺誘われてないんだけど!?」
なんで僕はハブられてんの!?
「皆さまこんにちは。新紀元社の重岡です」
「……こんにちは、作家の東雲佑です……」
「あら、久しぶりの読者だよりなのに、テンション低めですね?」
「……いや、自分で思ってたよりも自分が孤独だってことがわかっちゃったからさ……」
どうせ僕が死んでも誰も泣かないに違いない……ちょっと暗いところで人生について考えたい。
「いえいえいえ、東雲先生は孤独じゃないですよ。元気出してください」
「うっせーな孤独なんだよ。つーかお前が俺を孤独にしてんだよ魔女ゲオカ」
「そのゲオカっていうのほんとやめてくださいよ。最近ツイッターでもゲオカが正式名称だと思ってる人が出始めてるんですから。
それはそうと、ほら」
ペンネーム『うみ』さん
今の一番のお仕事は体調を戻されることかと
目の疲れは全身の不調の元ですのでお大事に
今の一番のお仕事は体調を戻されることかと
目の疲れは全身の不調の元ですのでお大事に
ペンネーム『えのきゆ』さん
東雲先生、お身体ご自愛ください。お大事になさってくださいね。
重岡女史との掛け合いが本当に楽しい上に、知識としていろいろ身につくのでとてもためになります! エッセイとして面白い上に、知識も身につくとか最高なエッセイだと思います。
私も是非とも紙として欲しいので、新紀元社様、是非是非ご一考のほどを宜しくお願い申し上げます。
東雲先生、お身体ご自愛ください。お大事になさってくださいね。
重岡女史との掛け合いが本当に楽しい上に、知識としていろいろ身につくのでとてもためになります! エッセイとして面白い上に、知識も身につくとか最高なエッセイだと思います。
私も是非とも紙として欲しいので、新紀元社様、是非是非ご一考のほどを宜しくお願い申し上げます。
ペンネーム『きたのあかり』さん
幻想秋葉原奇譚!
幻想秋葉原奇譚!
「ほら、先日体調崩したときにも先生を心配するメッセージが、こんなにたくさん」
「うおお、ありがてえ、ありがてえ……」
いや、最後のだけは違わねえか。なんでそれ混ぜた?
しかしとにかく、みなさん応援メッセージ、ありがとうございました!
「……うん、そうだな。人間は一人じゃ生きていけない。そして俺は一人じゃない。つまり俺は人間だ」
「その三段論法にいったいなんの意味があるのかはわかりませんけど、とにかく元気出たみたいでなによりです。
さ、それでは気を取り直して、久しぶりの読者だより! 行きましょう!」
「おう! 日頃のご愛顧に感謝して、今日は出来るだけたくさんの投稿を取り上げるぞ! それじゃあ!」
「はい!」
「学ぼう!」
「学びましょう!」
そういうことになった。
「導入でも言った通り、今回のテーマは『一通でも多く!』です。出来るだけたくさんの投稿を取り上げるためにも、一つのお題を掘り下げるのではなく、いろんなお題を深く浅くいきたいと思います」
「久しぶりですしね。深く浅く」
「そう、深く浅く」
「ふっ・か・くっ♫」
「あっ・さ・くっ♫」
いかん、無意味なやりとりでさっそく時間(久しぶりの便宜的表現)を無駄にしてしまった。
ペンネーム『イルイコンインタンビギナー』さん
こんにちは!いつも楽しく読ませていただいております!! 自分の好きなものを熱く語れる重岡女史に心底惚れそうです。
質問なのですが、異類婚姻譚では、人が不幸になるパターンと、(人からして)異類側が不幸になるパターン、どちらが多いのか気になります!
なんとなく昔であればあるほど、人の方が不幸になることが多そうなイメージがありますがどうなんでしょうか……?
それでは東雲先生、次回も学べるのを楽しみにしております!
お身体無理のないようご自愛ください。
こんにちは!いつも楽しく読ませていただいております!! 自分の好きなものを熱く語れる重岡女史に心底惚れそうです。
質問なのですが、異類婚姻譚では、人が不幸になるパターンと、(人からして)異類側が不幸になるパターン、どちらが多いのか気になります!
なんとなく昔であればあるほど、人の方が不幸になることが多そうなイメージがありますがどうなんでしょうか……?
それでは東雲先生、次回も学べるのを楽しみにしております!
お身体無理のないようご自愛ください。
「イルイコンインタンビギナーってペンネーム、なんか嬉しいな」
なんだろう。FMラジオのリスナーっぽくて、なんかいい。
それはそうと。
「これは不幸の定義にもよるんじゃないかなぁ。たとえば鶴の恩返しなら、約束を破られて夫のもとを去らざるを得なかった妻は不幸だし、一方でせっかくの理想的なお嫁さんを失った夫もまた不幸だ」
蛇女房の話で不幸が際立つのはだいたい異類である女房の側だけど、それについても『夫より妻の不幸の方がより度合いが大きい』ってことになるような気がする(※重岡注)。妻を失った夫も不幸には違いないし。
そして時代の傾向……あるのかなあ。
あるとしたら、物語の硬度? 的なのはあるかもしれない。
時代が下るにつれて、物語の展開や表現はマイルドになってるように思う。時代を遡れば遡るほど描写は容赦なく残酷になるし、お仕置きはキツくなる。
メッセージの中で「昔であればあるほど、人の方が不幸になることが多そうなイメージがあります」って書いてあるけど、これは「昔であればあるほど不幸の描写が容赦なくて印象に残る」みたいなのはないだろうか(※重岡注:昔話が口承文学なのも一因でしょうか?)。
「素人の僕でも考えが及ぶのはこんなところです。もしも詳しい方がいたら教えてね」
「わあ、久しぶりだけど安定の他力本願さ。これこそ『作家と学ぶ異類婚姻譚』ですよ。実家に帰って来たような安心感です」
うっせえバーカ!
「そんなことより重岡さん、『自分の好きなものを熱く語れる重岡女史に心底惚れそうです』って言われてるけど、ズートピアの話はしないの? 3回も劇場行ったんでしょ?」
「ズートピア大好きです! 脚本が素晴らしいですよね! 伏線の張り方と回収の見事さ! あとバディものって最高です! ウサギかわいいしキツネかっこいいし!」
「……だけ?」
「はい」
「いや、それならそれでいいんだけど……なんだろ、シェイプオブウォーターの時みたいにならないから、ちょっと拍子抜けな感じが」
「いえ、ズートピアは本気で語りはじめると政治的な話になるんで……」
ポリティカルな話!? ズートピアで!?
*****
ペンネーム『ポテト』さん
毎週楽しみにしてます!
異類婚姻譚というと人外との恋愛話が多い(そりゃ婚姻ですからね……)ですが、個人的には恋愛に至らない友情話も大好きです。現代では友情ものも増えてきていますが、古典作品でもあるのでしょうか?
毎週楽しみにしてます!
異類婚姻譚というと人外との恋愛話が多い(そりゃ婚姻ですからね……)ですが、個人的には恋愛に至らない友情話も大好きです。現代では友情ものも増えてきていますが、古典作品でもあるのでしょうか?
「ごん、お前だったのか……」
「んー、ごんぎつねって友情まで行ってますかね? それに動物報恩譚は友情譚にカウントしていいのかな」
動物報恩譚とはその名の通り『動物の恩返し』をテーマとした物語のジャンルである。ごんぎつねや分福茶釜などがそれにあたる。小さな恩義に対して過剰なまでに報いようとする話も多く、我を忘れて恩返しに夢中になる動物たちの様はもはや報恩ジャンキーである。
「たとえば鶴女房なんかは動物報恩譚であると同時に異類婚姻譚だし、別に動物報恩譚だから友情譚にカウントしちゃいけないってこたぁなかろうが」
まあでも、実際問題として恩義と奉公で結びついた関係は友達とか友情というニュアンスからは遠いかもしれない。どちらかというと、それは主従や契約に近い。
では、なにかあるだろうか。人と人外の友情譚。
互いに黙り込んで資料をあたること、しばし。
「あ、座敷わらし!」
僕は言った。
「座敷わらし? 屋敷に住み着く福の神でおなじみの、あれですよね?」
座敷わらしのお話に友情要素なんてありましたっけ? そんな疑問を語尾のクエスチョンマークに込めて重岡女史は言った。
「たしかに通常は家に常駐する自宅警備員的な妖怪なんだけど、水木しげる先生の『妖鬼化(※1)』にこんな話があった」
明治43年の夏、岩手県土淵村に現れた座敷わらしは、村の小学校で子供たちと一緒に遊んだらしい。ただし、この時に現れた座敷わらしの姿は一年生の児童にしか見えなかったという。一年生の子たちが「そこに小さな子がいる」と訴えても、上級生の子や大人には見えなかったそうだ。
「小学一年生というと、夏ならまだ半数の子は6歳ですね。単純計算ですけど」
「うん。誕生日が早い子でもまだ7歳だ」
数え年でならまあ8歳の子もいるだろうけど、それでもこの符号には、昔から言う『七つまでは神のうち』という言葉を思わずにはいられない。
子供は7歳になるまでは神の子で、この世とあの世の中間に属するフワフワした存在である。まだ人間が板についてないから、この世のものならぬものが見えたりもする。確かそんなような概念だ。
「なるほどです。んー、友情というかただ一緒に遊んだだけみたいな気もしますけど、まあオーケーってことにしときましょうか」
「……ねえ、たまに出る貴様のその態度はいったいなんなの?」
……まじでいつかいっぺん泣かす。
「ところで、質問者さんも言ってるけど、現代では異類友情譚たくさんあるよね」
「ですねですね。夏目友人帳とか大好きです。昨日も先生の奥さんと『9月公開の劇場版楽しみだね』って話してたんですよ」
あ、はい……。
「それはそうと、現代が舞台の異類交友譚といえば大好きな作品があるんだよね。上田信舟先生の『えびがわ町の妖怪カフェ(※2)』って漫画なんだけど」
「あー、このあいだタリーズで話してたやつですね」
そう、こないだタリーズで話題にしたのだ。覚えててくれてありがとう。
「今回異類との友情譚ってお題が来た時に真っ先に連想したタイトルでした。小学生の女の子が主人公なのもあって恋愛要素がない。純粋な異類交友譚」
登場するのは昔ながらの妖怪や化け物なんだけど、それぞれ現代日本の人間社会に適応しようとしてるのが面白い。お供えが少なくてお腹を空かせている狐に「現代は宣伝の時代なんだから座して待つだけではダメだ」と河童(ちなみに腹黒系の美少年である)が説教したりとか。
「お題の中に『現代に異類婚姻譚が生まれるとしたらどんなものになるでしょう?』ってのがあったけど、伝承・昔話を現代に融合させている『えびがわ町の妖怪カフェ』はすごく参考になってます。そういうの抜きにしても大変面白い漫画なので、よかったら皆さんも読んでみてね」
「ここからはお題ではない普通のおたより、いわゆるふつおたコーナーです」
「おう」
「お題、結局2つしか出来ませんでしたね」
「お、おう。いや、でも努力はしたし、深く浅くの努力目標は次回に持ち越しということで……」
「ああ、このグダグダ感、実家に帰って来たような……」
それはもういい!
ペンネーム『瀬李』さん
今回も大変楽しく読ませていただきました!!
連載続行とのことおめでとうございます! 読者としてこれからまだまだ東雲先生と重岡さんのやりとりを見れるのがとても嬉しいです!
これは、書籍化も近いですね? いつですか?? 首を長くしてお待ちしておりますので、首が切れる前によろしくお願いしますね!!
今回も大変楽しく読ませていただきました!!
連載続行とのことおめでとうございます! 読者としてこれからまだまだ東雲先生と重岡さんのやりとりを見れるのがとても嬉しいです!
これは、書籍化も近いですね? いつですか?? 首を長くしてお待ちしておりますので、首が切れる前によろしくお願いしますね!!
ペンネーム『GB』さん
連載続行、ありがとうございます、新紀元社様!
そしておめでとうございます、東雲先生!
異類婚姻譚は今まであまり自分とは縁がなかったテーマなので、毎回とても興味深く拝読しております。楽しく読めて、知識も手に入る。それにやはり、上質な文章と見せ方の妙は、それだけでご馳走です。東雲先生だからこそ、の筆さばき、ですよね。
たったの五回(十回)で終わってしまうのは勿体ないと思っていたので、本当に嬉しいです。
これからも応援しております!
連載続行、ありがとうございます、新紀元社様!
そしておめでとうございます、東雲先生!
異類婚姻譚は今まであまり自分とは縁がなかったテーマなので、毎回とても興味深く拝読しております。楽しく読めて、知識も手に入る。それにやはり、上質な文章と見せ方の妙は、それだけでご馳走です。東雲先生だからこそ、の筆さばき、ですよね。
たったの五回(十回)で終わってしまうのは勿体ないと思っていたので、本当に嬉しいです。
これからも応援しております!
ペンネーム『(無記名)』さん
連載が続くことになって東雲先生に負けないほど嬉しいです。重岡様をはじめ編集部の方々に厚く御礼申し上げます!
さて異類婚姻譚沼は広く深いのですが、なぜ人は異類との結びつきをこうも願うのでしょうか? 往々にして悲劇に終わる物語も多いのにかかわらず、古代から現代に至るまで紡がれる異類との交流の物語は尽きません。
精神科医で夢判断などを研究していたユングは、人の心の中に個人的な無意識を超えた集合的無意識があるのではないかと唱えました。異類との交流を期待するのもそうしたら人類共通の集合的無意識が物語という衣を纏って現れたのだとしたら、それはどんな期待、願望なのだろうかとふと思いました。
これから梅雨の季節を迎えます。東雲先生も編集部の皆様もどうぞご自愛くださいませ。
連載が続くことになって東雲先生に負けないほど嬉しいです。重岡様をはじめ編集部の方々に厚く御礼申し上げます!
さて異類婚姻譚沼は広く深いのですが、なぜ人は異類との結びつきをこうも願うのでしょうか? 往々にして悲劇に終わる物語も多いのにかかわらず、古代から現代に至るまで紡がれる異類との交流の物語は尽きません。
精神科医で夢判断などを研究していたユングは、人の心の中に個人的な無意識を超えた集合的無意識があるのではないかと唱えました。異類との交流を期待するのもそうしたら人類共通の集合的無意識が物語という衣を纏って現れたのだとしたら、それはどんな期待、願望なのだろうかとふと思いました。
これから梅雨の季節を迎えます。東雲先生も編集部の皆様もどうぞご自愛くださいませ。
ペンネーム『奥山千尋』さん
連載続行おめでとうございます!
「よござんす」に笑いました。「精神的に向上心」を持って連載頑張って下さい! こころの明治に殉死と平成の終わりがダブる……
ところで、サリヴァン先生ってどのサリヴァン先生ですか?(ハウルの動く城?)
八百比丘尼の婚姻譚をご存知ですか? 異類故の寿命の差による夫婦の死別が魅力的です。似たような最近のマンガだと『人に恋した鬼は咲う』というのがあります。
連載続行おめでとうございます!
「よござんす」に笑いました。「精神的に向上心」を持って連載頑張って下さい! こころの明治に殉死と平成の終わりがダブる……
ところで、サリヴァン先生ってどのサリヴァン先生ですか?(ハウルの動く城?)
八百比丘尼の婚姻譚をご存知ですか? 異類故の寿命の差による夫婦の死別が魅力的です。似たような最近のマンガだと『人に恋した鬼は咲う』というのがあります。
「ほらほら、連載継続を喜ぶ声もこんなにたくさん届いてましたよ」
「うう、やはり俺は一人じゃなかった。みんなここにいる、他になにができる。急がないで、焦らないで、明日もなにかを頑張って……」
「そこまでです。それ以上は著作権利用料が怖いです」
すいません。ちなみにサリヴァン先生はヘレンケラーの先生です。
「
「はい。でも面白そうですね」
「うん、今度ちょっとリサーチしてみよう。ところで、書籍化は……」
「しーまーせーんー!」
……ちぇっ。
ペンネーム『奏』さん
モウマンタイは胃の病気だと思っていたな、と懐かしくなってしまいました。
コーナー化おめでとうございます!
モウマンタイは胃の病気だと思っていたな、と懐かしくなってしまいました。
コーナー化おめでとうございます!
ペンネーム『mig』さん
紀行文のレギュラー化、おめでとうございます!
茶釜! 是非!! 関東圏の伝承だけでも遠隔地在住者には物珍しいので楽しみです。
関東圏に限らず自分の地元の伝承の類にも疎いんですが。群馬は未踏の地なのでより楽しみが。
書籍化は一旦お流れとなったようですが、連載継続と新コーナー確立で文章量も増えますしまだまだチャンスは残るはず。なんなら紀行文だけで『作家と旅する異類婚姻譚』とかどうですか。駄目ですか。待ってます。
重岡女史と奥様のタッグがいい感じでした! 次回も楽しみにしてます。
紀行文のレギュラー化、おめでとうございます!
茶釜! 是非!! 関東圏の伝承だけでも遠隔地在住者には物珍しいので楽しみです。
関東圏に限らず自分の地元の伝承の類にも疎いんですが。群馬は未踏の地なのでより楽しみが。
書籍化は一旦お流れとなったようですが、連載継続と新コーナー確立で文章量も増えますしまだまだチャンスは残るはず。なんなら紀行文だけで『作家と旅する異類婚姻譚』とかどうですか。駄目ですか。待ってます。
重岡女史と奥様のタッグがいい感じでした! 次回も楽しみにしてます。
ペンネーム『みにら』さん
紀行文がレギュラー化! ばんざい!(くれぐれもお気をつけて……!)
しかし書籍化は難しいか……残念です。
東雲せんせーの本、もう一冊欲しいなー
重岡さん、ろくに読んだことない割に、ブラックジャック先生の絵上手いですね(笑)
紀行文がレギュラー化! ばんざい!(くれぐれもお気をつけて……!)
しかし書籍化は難しいか……残念です。
東雲せんせーの本、もう一冊欲しいなー
重岡さん、ろくに読んだことない割に、ブラックジャック先生の絵上手いですね(笑)
「ありがとうございます! ゲオカさんと妻のタッグは胃がキリキリ痛んでモウマンタイになりそう……」
「だからゲオカって呼ばないでとあれほど」
「そういやペンネーム『みにら』さんも言ってるけど、なんでブラックジャック先生の落書きあんな上手かったの?」
「ふふふ、何を隠そう画像を探してそれを見ながら描いたからです!」
「……仕事中に?」
「これも仕事です! 仕事に手は抜きません!」
新紀元社に同情するわ……。
ペンネーム『田井ノエル』さん
ツイッターでは四国へおいでと冗談半分、大真面目9割で述べましたが、個人的には栃木県の殺生石など気になります。九尾の狐、大変に尊いと思います。
ツイッターでは四国へおいでと冗談半分、大真面目9割で述べましたが、個人的には栃木県の殺生石など気になります。九尾の狐、大変に尊いと思います。
「わはは、入れ違いだったな! 殺生石のことはこっちが先に書いてやったわ!」
いや、このメッセージを受け取ったのは東京編第2回の後らしいから、実際はペンネーム『田井ノエル』さんの方が先なのかもだけど。
「そういや重岡さん、鬼太郎見てる?」
「はい。先週は八百八狸でしたね。作画すごかったです」
「そうそう。その八百八狸だけどさ、群馬の分福茶釜と千葉の
「日本三大狸……そんなのあるんだ……」
あったのだ。日本三大なんとかって多いよなあ。
「四国といえば狸王国、狸といえば四国。分福茶釜のあとは日本三大狸をコンプリート取材とかどうです? しかしさすがに四国まで交通費自腹はキツイなあ(チラッ)」
「無理です無理です無理無理無理! 千葉ならまだ頑張ればワンチャンあるかもですけど四国は絶対無理です! パンタポルタが潰れちゃいます!」
「お、おう。言ってみただけだからあんま気にすんな」
ペンネーム『佐伯庸介』さん
いつも楽しく読ませていただいております。争え……もっと争え……。
さて、そういえば郷土になんか珍しい異類婚姻譚あったなと思い探して見ると、大山の「山椒魚の娘の恩」という民話が出て参りました。
山椒魚の娘が親を助けてもらった男の元へ人に化けてやってくるという話です。もう出ていたら申し訳ないですが。
宿を提供すると、家事をしてくれてすっかり仲良くなる。厳密に結婚したり子供が出来たりするわけではないですが、ほぼ事実婚に近い関係かなあ、と。
最後はちょっと物悲しく終わります。
大山にはオオサンショウウオという150cmに達する最大級の両生類が生息しています。こいつに萌えた人が昔にもいたのでしょう。
それでは、これからも連載楽しみにしております。
いつも楽しく読ませていただいております。争え……もっと争え……。
さて、そういえば郷土になんか珍しい異類婚姻譚あったなと思い探して見ると、大山の「山椒魚の娘の恩」という民話が出て参りました。
山椒魚の娘が親を助けてもらった男の元へ人に化けてやってくるという話です。もう出ていたら申し訳ないですが。
宿を提供すると、家事をしてくれてすっかり仲良くなる。厳密に結婚したり子供が出来たりするわけではないですが、ほぼ事実婚に近い関係かなあ、と。
最後はちょっと物悲しく終わります。
大山にはオオサンショウウオという150cmに達する最大級の両生類が生息しています。こいつに萌えた人が昔にもいたのでしょう。
それでは、これからも連載楽しみにしております。
「このペンネーム『佐伯庸介』さんって、たぶん同業者だ」
「うん。電撃文庫の作家さんですよね」
いえーい、佐伯先生見てるー? メッセージありがとうございます!
「山椒魚っていうと、井伏鱒二の短編小説『山椒魚』をまず思い出すな。別に僕が文学青年だとかそういうことはなく、単純に実物の山椒魚に馴染みがなさすぎるからだけど」
「作家の癖に本読まないですもんね東雲先生……井伏鱒二の『山椒魚』は、川の中の岩屋に引きこもってるうちに大きくなりすぎて外に出られなくなっちゃった山椒魚の話ですね。岩屋に小エビとか蛙が入ってくるんですよね」
「そうそう」
ちなみに井伏鱒二は人生の節目節目に『山椒魚』を書き直していて、同じタイトルでも3パターン、さらに『山椒魚』の原型となった『幽閉』も加えると4パターンが存在する。なんとなく手塚治虫先生にとっての『ファウスト』を連想するね。
「小エビと山椒魚の異類婚姻譚……ってのは、我田引水が過ぎるだろうか」
「小エビのことを『彼女』って呼び方で表現してるのは素敵ですけど、ちょっと無理あるかなと。ギリギリ蛙との異類交友譚くらいじゃないですか」
「そうか……じゃ井伏の『山椒魚』は忘れて、佐伯先生の郷土の山椒魚女房の話にいこう」
ちなみに大山は鳥取県の地名らしい。オオサンショウウオっていうから京都をイメージしてたけど、あんな怪獣みたいのが結構いろんなとこにいるもんなんだな。
「結婚までは至ってないらしいけど、これは王道的な異類婚姻譚だよね。動物報恩譚でもあるけど」
「はい。民話ってことなら結婚して子供が出来るパターンも伝わってるかもしれないですよね」
「うん。佐伯先生、ありがとうございました。……あー、実物のオオサンショウウオ見に行きたいなー」
「鳥取は四国とどっこいどっこいの遠さですよ。京都ので我慢してください」
いや、京都だって十二分に遠いっつの。
「そんなところで、今回もお時間(便宜的表現)です」
「はい。久しぶりの読者だより、いかがでしたか。いつもながらたくさんのメッセージ、ありがとうございました」
「ありがとうございました! ご紹介したいメッセージはまだまだたくさんあるので、次回もまた読者だよりをお送りしたいと思います!」
「はい。梅雨曇りで毎日気温差が激しいですが、皆さんも風邪には注意してくださいね」
「また来週も元気でお会いしましょう。それでは今回も」
「学んだー!」
「学んだー!」
※重岡注
東雲先生に「重岡注は自由に書いていいよ」と言われたので物申します!
蛇女房のお話で、女房の方が不幸の度合いが大きいとは思えません……確かに女房は目玉も子供も失っていますけれど(詳しくは読者だより②で!)、一緒にいられないと知りながら正体を隠して夫婦になったのは彼女の意志です。
反対に、夫は何も知らず蛇の子供までもうけてしまった被害者でしかありません。しかも、正体を知ってもなお引き留めようとする夫の深い愛! それを振り切って姿を消した蛇女房……皆さんはどう思いますか?
※1
『妖鬼化』と書いて『むじゃら』と読む。全国各地の妖怪の伝承が水木しげる先生のイラスト付きで読める、資料として非常に重宝なシリーズ。
※2
えびがわ町の妖怪カフェ 1
白泉社
著者:上田信舟
ヤングアニマル嵐で大好評連載中(雑誌の休刊に伴いヤングアニマル本誌への連載移籍が予定されている)の上田信舟先生の漫画。見えないものが見えるせいで疎まれ田舎に預けられた小学3年生のまなと、彼女を預かることになった不器用だけど心優しい佐吉おじさんが主人公の物語。追いやられるようにやってきたえびがわ町で、まなは数々の妖怪と知り合い友達になっていく。まなたちの日常を描く物語の視点は素朴で優しく、登場する妖怪たちは懐かしいのにユニークで魅力的。東雲は化け狐の咲ちゃんが特にお気に入りである。
*作者紹介*
東雲佑(しののめ たすく)。幻想小説を得意としている。第3回なろうコンの拾いあげ作品『図書館ドラゴンは火を吹かない』が宝島社より発売中。
第2回モーニングスター大賞では『雑種の少女の物語』が最終選考まで残り、社長賞を受賞。ちなみに、第1話の作中に登場する「先日のエッセイ」とは『名前の中のストーリー』のこと。
東雲佑(しののめ たすく)。幻想小説を得意としている。第3回なろうコンの拾いあげ作品『図書館ドラゴンは火を吹かない』が宝島社より発売中。
第2回モーニングスター大賞では『雑種の少女の物語』が最終選考まで残り、社長賞を受賞。ちなみに、第1話の作中に登場する「先日のエッセイ」とは『名前の中のストーリー』のこと。
『作家と学ぶ異類婚姻譚』
第1話
読者だより①
第2話
読者だより②
『シェイプ・オブ・ウォーター』特集
第3話
~東雲佑の取材記 〈女化紀行 前編〉~
~東雲佑の取材記 〈女化紀行 後編〉~
読者だより③
読者だより④
~東京編・連載の今後について~
~東京編・東雲佑の野望~
~東京編ラスト・東雲友人帳~